学識者講演会(1年次)が行われました

4月26日 本校大講義室において学識者講演会が行われました。

講師は山形大学人文学部の坂井正人教授、演題は「ナスカの地上絵の発見と魅力~文化人類学のすすめ~」です。

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新たに発見した地上絵の話にはじまり、誰が、いつ、どのような目的で描いたのか等の地上絵の謎に対する現段階で分かっていることについて、高校生にも分かりやすくご講演いただきました。また、異なる価値観をもつ人を理解する面白さ、何度もトライアンドエラーを繰り返して真理に迫る粘り強さ、「地上絵を描いた人の頭の中を知りたい」という「人間というもの」への坂井先生の飽くなき探究心に触れ、これから始まる「探究学習」への姿勢をも学ぶ、貴重な機会となりました。

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また、生徒からの質問にも一つひとつ丁寧にご回答いただきました。最後、生徒代表から「異なる価値を理解し、自分の価値観を振り返ることの大切さを知り、先生のように学問の枠にとらわれず、自分の知りたいこと、学びたいことに粘り強くありたい」と感謝の言葉が述べられ締めくくられました。

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今回の講演を通し、文理融合で進められている、大学での最先端の研究活動の一端に触れることができ、生徒の知的好奇心がますます高まりました。お忙しい中にもかかわらず、ご講演いただいた坂井教授に改めて感謝申し上げます。