キャリア教育講演会(1年次)が行われました

4月28日 本校大講義室においてキャリア教育講演会が行われました。

講師は東北芸術工科大学基盤教育研究センター渡部泰山教授、演題は「自らの人生を創造すること」です。

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「命は生まれる前から決まっていたものではない。偶然この世界に投げ出され、さあ歩けと自由を与えられる。自由は時にとてつもなく厳しい。」「自分という存在はものすごい確率でこの世に誕生している。背中をぴしっとして輝け!宝石のような命。この程度で満足していいのか。この程度で卑下していいのか。本当の幸いとは何だろうか。」「夢は誰も与えてくれない。捨てるのは1秒でできる。五感を活用した知的好奇心で世界と向き合い、生涯をかけて自分を探す旅に出よ。」

現在の厳しい社会情勢を見据えつつ、全身で世界と対峙し、「本当に大切な、ごくわずかなこと」を大事にできる自分を創ろうというお話をいただきました。時折、教員として父親としてのご経験も交えながら、笑いあり涙ありの90分でした。

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最後は、フロアーからの質問に答える形で「厳しいことがあったとき、自分を救ったのは教養だった。教養は人生を冷静に見つめる力になっていく。」と話されました。

生徒代表も「自分の可能性を深く考えさせられる講演でした」と挨拶しました。

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今回の講演を通し、大学進学や就職という3年後の進路選択の先にも人生が続くこと、自分の人生は自分が創り手であることに改めて気づかされた生徒も多かったようです。これからの社会を形成していく当事者としての意識を強くし、夢をもって生き生きと生きる、魅力的な大人の姿に学ぶ貴重な時間となりました。

お忙しい中、ご講演いただいた渡部教授に改めて感謝申し上げます。