第一回探究基礎講座(1年次)が行われました

6月8日 本校大講義室において、探究学習に向けての「思考の種」を持つために、第一回目の「探究基礎講座」が行われました。今回は、東京理科大学工学部の山本貴博准教授を講師にお迎えし、「私たちの生活とエネルギーとのかかわり~過去、現在、そして未来~」というテーマでお話しいただきました。DSC_0227

天体観測に端を発する人類と科学の関わりの歴史にはじまり、エネルギーを大量に消費する産業革命以降の社会の変遷、また、無駄なエネルギーを使わずに生活を豊かで快適にする、これからの科学技術について、特に、ミクロな世界の法則を利用した新しいものつくりという視点から最先端のわくわくするお話を伺うことができました。

探究講座①

私たちはつい「今、役に立つかどうか」を考えてしまうが、ときには、何の役に立つか分からなくても、自分の探究心に従って納得のいくまで調べてみるということが大切だという、山本先生の言葉は、学ぶということの本質を考えさせられるものでもありました。

探究講座②

山本先生のお話に刺激をいただき、たくさんの生徒より質問の手が挙がりました。生徒の質問の中には、先生のお話を伺い、自分で発展的に考えたアイディアに言及するものもあり、レベルの高い質疑応答の時間になりました。生徒代表から「私たちは、技術を発展させるだけでなく、自然とのバランスを取っていくべきだと思いました。これからの探究活動で、さまざまなことに興味を持ち、何の役に立つのかではなく、納得のいくまで考えてみようと思います。」と感謝の言葉が述べられ、講座が締めくくられました。

DSC_0344

今回の講演を通し、日常生活に生きる物理現象に触れたことで、「物理は人間の生活から離れた存在ではない」ということを感じ、生徒の知的好奇心はますます高まりました。お忙しい研究の合間を縫って、ご講演いただいた山本准教授に改めて感謝申し上げます。