カテゴリー: お知らせ

「税についての作文」表彰!

 11月19日(木)に村山税務署長が来校され、「中学生の税についての作文」の表彰式が行われました。村山税務署長賞を受賞した中学3年生の石垣璃音さん、北村山地区税務関係団体協議会長賞を受賞した中学3年生の多田由香子さんと三浦菜々子さんに賞状と記念品の授与が行われました。

台湾のIT大臣と高校生のシンポジウムを視聴しました

11月16日(月)の放課後、台湾のIT(デジタル)大臣オードリー・タン氏と高校生による「近未来の教育について考える」シンポジウムが開催されました。これは、熊本県立熊本高等学校がWWL(ワールド・ワイド・ラーニング)九州地区事業連携校とともに開催したものです。
本校では高校1年次有志十数名が、九州7県7校の高校生の質問、タン氏の回答という形で進められたシンポジウムのようすを視聴しました。(最後の質問は、全国260校から出された質問の中から投票で選ばれた質問でした。)
16歳で起業し「世界の頭脳100人」にも選出された希代の天才の生の声、そして、何よりタンさんの人としての在り方にも触れる機会としてたいへん貴重な時間になりました。

タンさんは、高校生のさまざまな質問に対して一つ一つ丁寧に回答されておられました。ここではその中からいくつかをご紹介します。

Q:タンさんが生きていく中で信念とされていることはなんですか?

A:大好きな詩人のレナード・コーエン(Leonard Cohen)さんの「万事には裂け目がある。裂け目があるからこそ、そこから光が差し込むのだ」(There is a crack in everything and that‛s how the light gets in.)という言葉を信念にしています。

Q:AIは、文明の進展にどの程度貢献できるでしょうか?

A:私は、AI(Artificial Intelligence)を、Assistive Intelligence(アシストする知能)、つまり、人間の手助けをするためのもの、あるいは、できるけど人間がやりたくないことを代わってやってくれるものと考えています。同じような例として「火」をあげることができます。もともと食べられるものを、火に通すことによって食べやすくしたり、消毒したり、保存しやすくしたりすることで「火」は文明に貢献してきました。しかし、扱いを誤れば人間に悪影響が及びます。AIも同様です。どのように扱えばよいのかを考えられるようにすること、そしてそのための教育が大切です。

Q:私たち高校生はこれからの社会で改革を起こしていく立場にあります。タンさんは誰も挑戦したことがない改革に取り組む際、”失敗したらどうしよう”という不安に対してどのように対処していますか?

A:完璧だったら何も言うことはありませんが、失敗があるからこそほかの人との交流が生まれます。自分よりいい知恵を持っている人からは、それを拝借すればいいのです。失敗は怖くありません。若い皆さんには早めに失敗し、それを表(おもて)に出すことをお勧めします。失敗が新しいことを創り出すきっかけになるのです。

Q:16歳で起業する際、必要な知識を独学で学ばれたとお聞きしましたが、どのように学ばれたのですか?

A:社会的に解決すべき課題がどこにあるのかを探すところからスタートしました。私の場合は、家の不必要なものを、どのようにして必要な人に提供するかという課題の解決を考えました。その方法としては物々交換、オークションなど様々な方法が考えられますが、需要を探すことが最も大切です。そして、必要としている人の意見をよく聞き、失敗を重ねながらよりよいものに変化させていくことが重要です。

Q:プログラミングの第1線で必要とされる人材になるためにはどのような能力が求められますか? また、私たち高校生は何から始めればよいでしょうか?

A:プログラム・デザインと言われるように、プログラミングでは「デザイン思考」を身に付けることが大切です。デザイン思考では、問題を解決するために、まず使う人たちの意見を集約し、そこから共通の価値を見い出して解決方法を考えます。その方法は、自分がはじめに考えたアイデアとは違っているはずです。つまり、異なる考えや意見を持っている人と協働で開発していくことが大切なのです。日常生活の中でマンネリ化していることでも、ちょっと方法を変えることによって楽しくなったりすることがあります。そのように、新しい生き方を考えていくことを繰り返していくとデザイン思考が身に付いてくると思います。

 

最後の質問に対するタンさんの回答の内容は、東桜学館が取り組んでいる未来創造プロジェクトの基本的な考え方の一つである「デザイン思考」についてでした。

台湾デジタル大臣「唐鳳」を育てた教えと環境 ~天才をつくった恩師の言葉と両親の教育~(東洋経済ONLINE)

 

台湾のIT担当大臣オードリー・タン氏とは(案内リーフレット等から)

生後8ケ月で言語を話し始める。8歳から独学でプログラミングを学び始める。小中学校では転校を繰り返す。12歳、コンピュータで※Perlを学び始める。14歳で中学校を退学する。その後、プログラマー・ホワイトハッカーとして台頭すると、16歳でインターネット企業を立ち上げ、19歳で米・シリコンバレーでも起業する。24歳、Perl6の実装Pugsを開発、普及活動に尽力。米AppleでSiriの開発に携わる。トランス・ジェンダーであることを公表し、名前も「唐宗漢」から「唐鳳」に改名(英名:オードリー・タン)とした。
アメリカのApple社顧問に就任するが、33歳でビジネスの世界からリタイアを宣言する。35歳の時、史上最年少の若さで蔡英文政権にIT大臣として入閣し、IQは180超とも言われている。
新型コロナウイルスが蔓延する台湾で、マスク在庫がリアルタイムで確認できるアプリ「マスクマップ」を開発し、その対応が絶賛された。

※Perl:ラリー・ウォールによって開発されたプログラミング言語である。 実用性と多様性を重視しており、C言語やsed、awk、シェルスクリプトなど他のプログラミング言語の優れた機能を取り入れている。 ウェブ・アプリケーション、システム管理、テキスト処理などのプログラムを書くのに広く用いられている。(「Wikipedia」より)

 

ecoプロジェクト実施中

中学校保健委員会では、使い捨てコンタクトレンズ空ケースのリサイクル活動に取り組んでいます。

使い捨てレンズ空ケースを回収し、リサイクル工場で再資源化。その対価を(公財)日本アイバンク協会に寄付するという『アイシティecoプロジェクト』に参加しています。

使い捨てコンタクトレンズを使っている人は、空ケースをごみとして燃やしてしまうのではなく、リサイクルに協力してください。どのメーカーのものでも大丈夫です。アルミシールをきれいにはがして回収BOXに入れてください。

中学校の各教室には、小さい回収BOXを置いていますが、ご家庭のご協力もあり既にいっぱいになっているクラスもありました。

高校の皆さんにも、担任の先生からチラシを配ってただき、協力をお願いしたところ、早速回収BOXに空ケースが入っていました。皆さんご協力ありがとうございます。

 

中学校では、ただいま秋の視力検査中です。視力低下がみられる人は、眼科の先生に相談しましょう。

11月12日発行保健便りを更新しました。在校生の皆さまへ→中学校各学年のページ

「東根市小中学校スマイルサミット」今年はオンラインで開催

11月13日(金)東根市小中学校スマイルサミットが開催されました。例年、東根市内の小中学校の児童・生徒の代表が集まって交流してきましたが、今年はオンラインでの開催となりました。

サミットの目的は、それぞれの学校のいじめ防止に関する実践について情報交換を行い、自校の課題解決に向け考えを深めていくことです。
今年のサミットでは、現状報告や各校が考えるあいさつやいじめに関する取組みの紹介、意見交換などのあと、モアスマイル宣言の採択を行いました。

同じ東根市内で学ぶ小中学生どうし、今後とも交流が広がっていくことを期待します。

 

 

 

東桜コンピテンシー「①ビジョン ~その13 クリスパー・キャス9~」について

「東桜コンピテンシー」 今回は、「①ビジョン〜その13~」として、”クリスパー・キャス9”について記します。(これまでの内容は、「学校紹介」の「校長挨拶」のページでご覧いただけます。)

R02 東桜コンピテンシー【①ビジョン〜その13~「クリスパー・キャス9」】

2000年から行われているOECD(経済協力開発機構)のPISA(国際学習到達度調査)では、各国の学力を比較するための理論的な根拠として「キー・コンピテンシー(主要能力)」という概念が定義されています。近年、日本でも、学習内容(コンテンツ)だけでなく、それを学ぶことで「何ができるようになるか(資質・能力)」(コンピテンシー)があらためて重視されてきています。
このことをふまえて、東桜学館でも、生徒諸君に身につけてほしい次の11の資質や能力などを「東桜コンピテンシー」として掲げています。

【東桜コンピテンシー(育成したい資質・能力)】
①ビジョン ②想像力 ③実行力 ④知識・技能 ⑤論理的思考力 ⑥批判的思考力 ⑦判断力 ⑧表現力・発信力 ⑨創造力 ⑩傾聴力 ⑪自己効力感

《参考》本校のスーパーサイエンスハイスクール(SSH)事業 において生徒に身につけてほしい3つの力と2つの態度
「高い志」
◎未来への責任に関する態度
「創造的知性」
◎探究する力 ◎科学的思考力
「豊かな人間性」
◎他者を理解し協働する力 ◎地域への貢献に関する態度

令和2年度東桜祭(合唱コンクール)開催!

11月6日(金)に中学校の合唱コンクールが行われました。実行委員長の加藤凜さんの挨拶で始まり、1年生、2年生、3年生の順に発表が行われ、会場の北アリーナにすばらしいハーモニーが響きわたりました。今年度は、コロナウイルス感染症対策として、発表する際の並び方の工夫と前後左右の距離の確保、指揮者のフェイスシールド着用、発表者と聞く側の距離の確保、加湿器の設置、複数回の換気を行うなど、例年と違う新しい形での合唱コンクールとなりました。結果については、1年A組、2年C組、3年A組がそれぞれの学年の最優秀賞に輝きました。

11月4日(水)SS健康科学【講話④】 生徒感想

◆ 講 師 山形県立米沢栄養大学  成田新一郎教授

◆ テーマ 『進化の仕組みと現代人の食と健康』

◆ 対象者 高等学校1年次生

◆今回の講義は、以前に生物基礎で習ったこととリンクしていて、基礎知識があったので、より面白く聞くことができた。また、体の進化と周囲の環境の変化がうまくかみあっていないことで、今までは餓死してしまった消費エネルギーの少ない人がエネルギーを蓄積しすぎてしまいメタボになりやすくなってしまったという話を聞き、社会だけではなく人間の体も絶えず進化又は退化していることを感じた。また、メタボ・メタボでないという違いは大腸菌と大きく関係していること。その腸内環境は自分の食べ物でコントロールできることは知っていたが、自分の体とその中にある菌類には3種類の関係があることは知らなく、自然界と自分の体内環境はとても似ていることが興味深かった。(3組)

◆私は今回の講義をお聞きし、自分の固定観念のようなものが覆されたように思う。例えば、“共生”の定義には非常に驚かされた。私はこれまで読んで字の如く、共に生きることだけが“共生”であると考えていた。しかし、本来の意味は“互いに影響し合って生きること”であり、そう考えると共生が表す対象は大幅に広がるはずだ。また、人間の進化と文明の発展のスピードの違いが、人体に影響を及ぼしているという事実も今回初めて知った。歴史と共に徐々に変容させて生きてきた動物の体のしくみというのは人間に限らず非常に興味深いものであると思う。さらに、先週の“便”の講義の内容とも相まって、腸内細菌との関連性のある様々な疾患や免疫組織の重要さ、重大さを再認識することができた。食と健康の捉え方も多角的な見方をすることで様々な側面があらわになるということが中々おもしろいなあと思う。(3組)

◆大学紹介では、栄養士と管理栄養士の違いについて詳しく知ることができた。管理栄養士は、病気の人の栄養バランスなどを考える職だと分かった。私は、医療系の職業に興味があるので、人間が生きていく上で一番重要な栄養について学んでサポートする職業もいいなと思った。最初のテーマ「進化の仕組みと現代人の食と健康」では、人間にとって食べることは一番重要なことだと分かった。また、ただ何かを食べればいいのではなく、栄養素を正しく摂ることが重要だと分かった。その理由は、現代文明の急速な発展に人の体は適応できていないからだ。後半の「常在細菌叢と健康」では、常在細菌叢が生体に有利に働く場合、新たな病原菌の侵入・感染を防ぐために拮抗現象が起きることが分かった。赤ちゃんがはちみつを食べてはいけないと言われている理由は、腸内細菌が少ないため、ボツリヌス菌が増えて毒素を作ってしまうからだと分かった。(4組)

 

 

差別・偏見をなくそうプロジェクト

優しさと思いやりは ウィルスとたたかう力になる

道徳の時間に、「今、キミにできること~差別・偏見をなくすために~」という動画資料を使って、感染症に対する不安から陥りやすい差別や偏見について考えました。

この動画は、日本学校保健会が、文部科学省の補助事業として立ちあげた「新型コロナウィルス 差別偏見をなくそうプロジェクト」の一環として制作した啓発資料です。中学校学年棟に、関連ポスターも掲示しています。大事なことなので、みんなで考えていきましょう。

 

 

 

 

 

 

中学校弓道部HP更新しました!

中学校弓道部HPを更新しました。(10月活動報告)

トップページ下部「学校生活」中学▶部活動 → 「弓道」 からご覧ください。

化学の肝「ハロゲンの酸化還元反応・電気分解による水分の定量」東大の化学⑧を掲載しました

「化学の肝」(「校長挨拶」のページ)を更新しました。

本年度から実施される「大学入学共通テスト」の理科では、
「問題の作成に当たっては,受験者にとって既知ではないものも含めた資料等に示された事物・現象を分析的・総合的に考察する力を問う問題や,観察・実験・調査の結果などを数学的な手法を活用して分析し解釈する力を問う問題などとともに,科学的な事物・現象に係る基本的な概念や原理・法則などの理解を問う問題を含めて検討する」
ことが大学入試センターから発表されています。

「大学入学共通テスト」では、これまで以上に思考力や判断力が求められることになります。「東桜コンピテンシー」の一つでもある「論理的思考力」を鍛えていきましょう。

化学の肝6-X 「ハロゲンの酸化還元反応・電気分解による水分の定量」東大の化学⑧