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1月28日(土)、東京大学が主催する「知の協創 実践学講座『物理を学ぶ,物理を作る~高校物理から宇宙研究の最先端へ~』」に高校1年次生2名が参加しました。
この講座は、Kavli IPMU(カブリ数物連携宇宙研究機構)との連携により実施しているもので、午後には、先日、NHKで再放送された「最後の講義」に出演されていた東京大学カブリ数物連携宇宙研究機構初代機構長の村山斉先生の講義をお聴きしました。
午前:演習「宇宙の謎に迫る」等
知識構成型ジグソー法により次の3つについて学びました。
A<力学質量法と光度質量法>
B<重力レンズ効果>
C<銀河の回転曲線問題>
午後:村山斉先生による講義等
村山斉先生について紹介した動画がありましたので掲載します。
村山斉 | NHKラーニング
1月27日(金)岩手県奥州市文化会館Zホールにて、水沢高等学校理数科課題研究発表会に本校生徒4名が参加してきました。
前日26日の夕方に奥州市入りし、国立天文台水沢キャンパスを見学しました。緯度観測所の旧本館である「奥州宇宙遊学館」では、緯度観測所が作られた経緯や木村榮所長が発見したZ項について学習することができました。またILC(国際リニアコライダー)を始め、月・銀河・風・星の各展示室を見学しました。見学時には、東根市出身という国立天文台名誉教授の大江先生にもお会いすることができました。そしてキャンパス内にある20mの電波望遠鏡を目の当たりにし、北緯39°8′の水沢の地から宇宙を身近に感じた貴重な時間となりました。
さて、発表会は全14テーマの口頭発表で、本校は8番目に「土壌改良における廃チョークの有用性について」というテーマで発表を行いました。発表会には、岩手県内のSSH指定校である岩手県立一関第一高等学校と岩手県立釜石高等学校からも参加があり、様々な分野の研究内容で質疑応答も活発に行われ、大変充実した発表会となりました。参加した生徒は、来月に控えた成果発表会に向けて、最終仕上げに意欲を燃やしていました。水沢高等学校の皆さん、本日は参加させていただき、誠にありがとうございました。
1月28日(土)、オンラインで開催された「MY PROJECT AWARD 2022 山形県Summit」に参加しました。(山形県Summitは今回で3回目です。)
参加したのは、
やまがた野菜についての若者の意識を向上させることはできるのか
デザインを共同空間に活かす
に取り組んだ2チームです。当日は、参加した高校生とサポーターの皆さんがA~Iの9つのホームチームに分かれて交流しました。
マイプロジェクトの特徴は、それぞれのプロジェクトについて発表するのはもちろんですが、それについて他校生や大人のサポーターの皆さんからコメントをいただいたりする交流の場が充実していることです。
本校から参加した生徒諸君も、さまざまな意見をいただいたり、いろいろな考えを共有したりと、数多くの刺激を受けたようです。
山形県Summit のタイムライン(予定)
10:00 開会式 10:30 自己紹介などアイスブレイク!
11:20 サポーターとのセッション(発表)<前半> 12:35 昼食
13:40 サポーターとのセッション(発表)<後半>
14:40 交流ワーク 16:15 振り返りワーク 16:45 閉会式
※交流ワークでは、趣味や高校生活についてなど、さまざまな情報交換を行い交流を深めました。
※マイプロジェクトアワードは探究学習・マイプロジェクトを実行した全国の高校生が一堂に会し、活動の発表・参加者との対話を通して次の一歩を考える、日本最大級の「学びの祭典」です。(今年度の全国Summitは、3月24日~26日、オンラインで開催予定です。)
《主な開催主旨》
1 地域・学校を超えた高校生同士の学び合い
マイプロジェクトアワードには、多様な学校や地域から高校生が集まります。
様々な背景を持った高校生が出合い、お互いの活動やそれに対する想いを共有する中で、新たな気づきや発見があります。また、共にプロジェクトに取り組む仲間として、応援し合う関係を築きます。
2 高校生と第一線で活躍するイノベーターの対話
高校生の学びを深める「サポーター」として、全国各地で活躍するイノベーターがプロジェクトにフィードバック。それまでにない気づきを得たり、プロジェクトに対する評価をもらったりする中で、プロジェクトの加速や高校生の自信につながります。
マイプロジェクトアワードについては、こちらをご覧ください。
1月27日(金)に後期8回目の東京大学「高校生と大学生のための金曜特別講座」の校内視聴を実施しました。今回は「『生きている状態』をどのように理解するか? ~理論と実験からのアプローチ~」と題し、古澤 力先生(東京大学 理学部 物理学科・教授)がご講演くださいました。中学1年生3名、中学2年生2名、中学3年生1名、高校1年次41名が大講義室で視聴しました。「生きている状態をどのように理解するのか、コメントスクリーンでの他の受講生の意見や、それに対する先生の考えを聞いて、考えを深めることができた。(高校1年Sさん)」、「私は生命とは自己増殖できるもの、自然にできあがったもの、などと考えていただ、それが単純すぐる考えだとういうことがわかった。(中略) 生きているということは『安定に変化する』という性質を持っているという定義を聞いたが、だからと言って進化するものは生物かと言われると、謎が深まった。揺らぎの性質が明らかになるのが楽しみだ(高校1年Hさん)」のように、新しい発見のある講座だったようです。今年度の校内受講はこれが最後でしたが、また来年度多くの生徒が参加することを期待しています。
12月に行われた全日本大会で第3位になり、本校ESS部(高校2年生冨樫 美羽さん、清水 紘輔君、安達 千莉さん)は1月20日(金)~21日(土)にオンラインで行われた第 8 回 PDA 高校生パーラメンタリーディベート世界交流大会 2023に参加しました。
1日目はフィリピン、ジャマイカ、タイと3試合行なわれ、本校はタイに勝って1勝2敗。他国の高校生のスピードと迫力にやや気圧された試合になりました。試合の他にも、各チームが自国の文化を紹介し、異文化理解を促進する「カル チャーナイト」が行われました。これは食、行事、観光名所、生活様式などを自作のビデオを通して伝えたり、民族衣装や飾りを着用して発表を行うもので、本校は着物と袴を着用して花笠踊りを披露しました。
2日目はモロッコとの試合。論題は”Degrowth should be supported rather than SDGs.(SDGs よりもむしろ脱成長を目指すべき)”で、モロッコ国内1位というチームとの対戦は、とても迫力のあるディベートとなりました。本校チームは落ち着いて具体例と現実的な分析から論を展開し、勝利することができました。準決勝に進むことはできませんでしたが(予選順位9位/18チーム)、文化貢献賞を受賞し、また清水 紘輔君がベスト・ディベーター賞第5位、ベストPOI賞第3位を受賞することができました。
他国の高校生と様々な論題について、発表されてから15分の準備をしてディベートを行う、という貴重な経験をしたESS部。多くの学びを得て、今後も本校の英語ディベートを授業においても、また様々な場面における論理的・批判的思考を発揮してくれることを期待しています。
令和5年1月20日、21日、福島県郡山市郡山公会堂と福島県立安積高等学校を会場にして令和4年度東北地区サイエンスコミュニティ研究校発表会が開催されました。本校から高校2年の7人が参加し、探究活動の成果を発表してきました。
1日目は郡山公会堂で講演会と参加各校のアピールがありました。開会行事の後、探検家・医師・武蔵野美術大学名誉教授 関野吉晴氏から演題「これからを生きる君たちへ~半世紀にわたる探検活動を振り返り、今何を伝えたいのか~」の演題で講演がありました。大学時代から続けている探検活動の様々なエピソードと人類の行うべきことなどを力強く語っていただきました。現在も医師としての活動のほか、全てを一から作る「原始生活」を実践している事に驚きとパワーを感じました。その後各校からのアピールタイムがあり本校の2名が東根市と学校紹介と発表についてアピールしました。
2日目は福島県立安積高等学校で3つの分科会に分かれて研究の成果を発表しました。本校生は「伸縮する折り紙構造に関する研究」の題で紙ばねに関する研究を発表しました。続けて「Pythonを用いた家庭での除雪経路の最適化」の題で除雪にかかる時間の短縮についての数理モデルを発表しました。2組共に堂々とした発表でした。全部の学校の発表が終了したのちに、安積高等学校の生徒の主導で交流会があり歴史ある安積高等学校の内部と、隣接する「安積歴史博物館(旧安積高等学校校舎)」を見学しました。最後に「安積歴史博物館」の2階講堂で閉会式がありました。
対面のみの発表会の開催は3年ぶりでしたが、感染症対策を行いながら滞りなく進みました。
1月20日(金)に後期7回目の東京大学「高校生と大学生のための金曜特別講座」の校内視聴を実施しました。今回は「人間と人工知能の協働」と題し、馬場雪乃先生(東京大学 教養学部 学際科学科・准教授)がご講演くださいました。中学1年生3名、中学2年生2名、高校1年次18名が大講義室で視聴しました。「すさまじい深化をしている人工知能でも人間がしないような間違いをしたり、複雑な文章を理解できないなどいくつか問題があり、すべてを人工知能に頼ることは難しいと思いました。しかし、ヒューマンコンピテーションという計算資源の中に人間を利用するシステムが存在すると知り、人間と人工知能が協働すれば問題を解決できると知りました。まだ動機付けや品質保証などに課題があるようですが、解決策としてさまざまな手段をお聞きし驚きました。(高校1年Eさん)」のように、新しい発見のある講座だったようです。次回の開催は今年度本校での最終回 1月27日の「『生きている状態』をどのように理解するか?~理論と実験からのアプローチ~」となります。
2023年1月20日(金)~21日(土)に開催された第8回PDA高校生パーラメンタリーディベート世界交流大会(PDAWC2023)の記事が、1月21日の山形新聞に掲載されました。
英語討論で世界交流、実力試す PDA高校生大会、東桜学館3人が出場 (msn.com)
PDAのホームページはこちらです。
PDA 一般社団法人パーラメンタリーディベート人財育成協会 (pdpda.org)
12月17日(土)山形国際交流プラザ山形ビッグウイングで、令和4年度山形県探究型学習課題研究発表会が山形県教育委員会と山形県高等学校文化連盟科学専門部の主催で行われました。
科学専門部の部に2テーマと、2年次のSS総合探究Ⅱから一般の部に6テーマが参加し、ポスター発表を行いました。校内での中間発表会を経て、さらに探究を深めた内容を堂々と発表する姿が印象的でした。また、他校生からの質問や、審査員の先生方からの助言をうけて、最終発表会に向けて大きな刺激を受けることができたようです。
〇優良賞 科学専門部の部 物理分野「目から感情を読み取るAIの実用化」
〇優良賞 一般の部 物理化学分野「紙バネの硬さに法則はあるのか?」
一般の部 物理化学分野 「紙バネの硬さに法則はあるのか?」
一般の部 生物地学分野 「土壌改良における廃チョークの有用性」
一般の部 数学総合科学分野 「Pythonを用いた家庭での除雪経路の最適化」
一般の部 社会人文分野 「人の色の識別の違いについて」
一般の部 社会人文分野 「昆虫食の有用性は何か」
一般の部 地域課題分野 「次につなげる街のたたみ方」