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SSH講演会を開催しました。

7月17日(火)に高校2年次生徒全員対象に、SSH講演会を開催しました。東北大学大学院生命科学研究科の渡辺正夫教授を講師に迎え、「SSH課題研究を始めるに当たってー高校のSSH、課題研究が大学院での研究につながるー」という演題で講義をいただきました。

2年次生は現在、課題研究のリサーチクエスチョンが決まって、夏季休業に向けて実験・観察・調査・アンケート等のデータ収集を行う計画を立てている時期です。先生からはデータの取り方や、まとめ・論文の書き方等にいたる具体的なお話をしていただき、課題研究の重要性を確認する機会となりました。さらに、自分の人生経験をもとに、自分を振り返ること、キャリアアップについて等の進路選択に当たってのお話も、分かりやすく聴かせていただきました。最後の質問コーナーでも、時間が足りないくらい生徒からの質問があり、先生からはそれぞれの質問に丁寧に答えていただきました。渡辺先生、ありがとうございました。

<生徒の感想>

今日改めて課題研究の重要性について講義を聴き、自分の研究の仕方を見直す必要があると感じた。また、レポートは研究の中で本当に大切なものであり、自分の言葉で表現し、発表することは大変なことだと思った。大変ではあるが、努力していきたい。様々なことにトライして自分の興味・関心を広げ、人生において本当に自分がやりたいことを見つけていきたい。(理系・女子)

今日のお話を聴いて、私たちが取組む課題研究は自分たちの目標達成に近づくためのものであって、とても良いチャンスをいただいているんだと感じた。私たちのグループでは、大学の先生にアドバイスをいただけることになったものの、明確な構想を考えることができていません。先生がおっしゃったようにグレーゾーンにtryし精度の高い研究にするためにも、しっかりとした構想を練り、考えを示すことができるように計画を立てるべきだと思った。(理系・女子)

自分は文系であることもあり、「SSHは理系に関わること」と思っていたのだが、そういう訳ではないことが理解できた。文系でも科学的な視点から物事を見たりすることや、理数科目と他の科目をつなげて考えてみたりすることが大事だと思った。また、課題研究は普段の生活にも活かせることがたくさんあることが分かった。まずは先生の「最近の高校生に思うこと」のスライドにあった5つの項目をしっかり実行したいと思った。(文系・男子)

 

 

 

 

 

 

渡辺先生の講演の様子             門間君のお礼の言葉

 

H30 第5回東大金曜講座

7月13日(金)、本校では第5回目となる「東京大学 高校生と大学生のための金曜特別講座」が本校大講義室で行われました。今回は、「微積分でよみとく脳・生命・社会」というタイトルで、東京大学先端科学技術研究センターの小谷潔先生にご講演いただきました。参加者は高校1年次生10名と2年次生1名、保護者1名、教員3名でした。「微積分」ということで、高校1,2年次生にとっては、まだ未習分野であることから、難しい内容になることが予想されました。しかし、いざ講演が始まってみると、難しい微積分の計算は省かれ、自然現象のみならず経済などの社会現象の中にも数学の微積分が役立っていることが興味深く紹介され、文系理系問わず教養が深まる講演となりました。残念ながら高校3年次の参加はありませんでしたが、微積分を学習した3年次生であれば、一層興味深い内容であったに違いありません。受験勉強の息抜きにでも、この東大金曜講座を受講してくれる3年次生が現れると、受験解法だけでなく、興味や関心が広がり、向学心の向上にもつながっていくものだと思います。

生徒の感想

意外なところで微積分が使われていることに驚いた。今、微分を授業で習っているので、楽しみながら将来使えるようにしたい。また、三角関数、指数・対数関数、確立、データ分析とも深く関わっていることがとても面白かった。自分は文系だけれども、数学全体的に頑張ろうという気になれたので良かった。(2年男子)

 

これから学ぶ微積分への興味が高まった。社会に出てから使わないような計算も、使う機会があるのだなと思った。今回の講座はとても難しかったが、いつか理解できるようになりたい。(1年女子)

微積分をまだ学習していないので難しかったです。微積分は高校で学んでから大学でも学び直すくらい大切だとわかったので、しっかりと学習していこうと思いました。様々な物事の法則や規則を読み解くことに微積分は役立っていることが分かりました。関数で表される動きや法則は、私たちの生活に関連しているところもあり、微積分は身近なものだと感じました。(1年女子)

 

1年次生全員で蔵王自然観察実習を行いました

SSH事業の一環として、7月4日(水)に蔵王自然観察実習を行いました。1年次生全員が、蔵王をフィールドに火山と植物分野の研修を行いました。

雨が心配される中、バスで蔵王に上っていくと、はっきりとお釜を見ることができました。雲海の上に朝日連峰や飯豊連峰が見え、自然の雄大さを感じることができました。ただし、次第に風が強まってくる予報だったので、当初の計画より若干くりあげて活動を行いました。

1・2・3組は午前中は標高1550m付近の御田ノ神湿原で高山植物の観察と、火山灰の採取を行いました。湿原の観察実習では、インストラクターの方がクラスに2人ずつついて、丁寧に解説していただき、木道の途中で高山植物のスケッチを行いました。火山灰の採取では、山形大学理学部の伴雅雄教授より採取の仕方の説明を受けながら、火山灰が露出している崖に移動し、ねじり鎌を持って初めて採取を体験しました。蔵王には大きく白い火山灰と黒い火山灰があることが分かりました。これは学校に戻ってきてから洗い出しをして中に含まれる鉱物等の粒子を確認します。

4・5・6組は午前中は刈田岳まで行き、お釜のスケッチ、馬の背での火山灰の観察、1758mの刈田山頂で溶岩餅の観察を行いました。馬の背では山形大学理学部の学生さん2人がTAとして参加し、蔵王火山について解説していただきました。実際現地にいって、説明を受けながら観察ができることは、本当にすばらしいことです。学校では学ぶことができない貴重な体験となりました。

午後は、1・2・3組がお釜、4・5・6組が御田ノ神に移動し、実習を行いました。研修に御協力いただきました蔵王山岳インストラクター協会の方、山形大学の伴先生、TAの学生さん、本校生徒の実習のために、ご尽力いただきましてありがとうございました、この場をお借りして感謝申し上げます。

<生徒の感想>

ガイダンスで勉強したことが、自然に現れていて非常に面白いと感じました。特にチングルマやお花畑がきれいに並んでいて楽しかったです。知識を身につけて実習することは、身につけないのとでは全然違うと感じました。地層のサンプリングの時の説明で、何千年も前の噴火や特徴も地層から明らかになるのはとても魅力的だと思いました。(2組男子)

溶岩餅を見ると、マグマがどこまで飛んできたのか分かりました。自然とは過去に起きたことが目に見える形で残っているので、良い体験ができたと思います。地層も触ることで違いを感じることができ、理解が深まりました。(5組女子)

伴先生から説明を受けます          ねじり鎌で火山灰を採取します

 

火山灰採取から湿原に移動します       チングルマの群生をスケッチします

 

 

 

 

 

 

 

馬の背で説明を受けます           お釜をスケッチします

 

 

 

 

 

 

未来創造プロジェクト中間発表会への参加のご案内

10月16日(火)12:30より、本校の課題研究発表会を行います。多くの皆さんの参加を募集しております。

詳細は、次のリンクをクリックしてください。

未来創造プロジェクト中間発表会への参加依頼

尚、8月中旬に第2次案内を掲載いたします。

1年次蔵王自然観察実習の事前学習

本校1年次生(184名)を対象に、学校設定科目「SS総合探究I」の中で、来る7月4日に蔵王自然観察実習が行われます。
先日の「植生・高山植物等について」の事前学習に続き、6月26日(火)には、山形大学理学部理学科 教授 伴 雅雄 氏による「火山・地質について」のご講義をいただきました。
日本は世界有数の火山国であり、111もの活火山を有し、アメリカ、インドネシアに次ぐ火山国です。
講義では、御嶽山や草津白根山との比較を通し、活火山の一つである蔵王山について、地形や地質の特徴を説明いただき、実習における大切な視点についてご指導いただきました。
7月4日の実習では、蔵王山約100万年間の活動史を実感すべく、火山灰の調査、蔵王山・五色岳の成り立ち、1895年の噴火に着目して観察してしてきます。

~生徒のまとめから~
蔵王は約100年前、玄武岩質マグマの水中噴火があり、約50~4万年前には安山岩質マグマの流出が起こり、3.5万年前から現在(最新期)は玄武岩質安山岩の爆発的活動を行っていて、この間、火口は北から南、そして、北へと移動していることを知った。
地層の色について、白色は高温の水蒸気による火山灰が変質したもので、青黒色はマグマの噴火によるもので、茶色は噴火がなかった時期の土壌で粘土が高いということを知った。
刈田岳の山頂に向かうところに、溶岩餅とよばれる、直径60cmくらいのマグマが地面に着地したときに固まった岩があるので、それを見てきたい。

 

第1回体験型実習講座が行われました。

6月15日、今年度第1回目の体験型実習講座が、本校化学実験室にて行われました。今回の講座は山形大学工学部機械システム工学科教授の古川英光先生にお越しいただき、「3Dプリンターが切り拓く未来」というテーマで実施していただきました。対象生徒は2年次理系生徒30名です。

以下に、参加した生徒の感想を掲載します。

今日の講座では、山形県が最先端の道をいっていることに驚いた。3Dプリンターは食品や臓器など使用用途が様々あって、将来、有効に使えば役に立つものなのだと実感できた。実際に見て体験できて、身近に体験できたら楽しいだろうなと思った。作ったクッキーも機械で作ったとは思えない出来栄えですごかった。自分が描いたものが作れるのは楽しいと思った。自分が住んでいる山形県でも、最先端のことを調べ、研究していて、もっと3Dプリンターを知ってみたいと思った。私も少し視点を変えたところから実験をなどをしていきたいと思った。とても面白い講座でした。

今回の講座で初めて3Dプリンターについて詳しく聞くことができました。3Dプリンターではプラスチックのものしか作れないと思っていましたが、食品を扱うプリンターもあると知って驚きました。また、3Dプリンターの研究が山形県が世界最先端なのにも驚きました。実際にロボットを操作してみて、細かい操作もできて、クレーンゲームなどで体験することができてよかったです。その場で描いた絵をプリンターが再現しているのを見て、オーダーメイドにも対応しているを感じて、医療などにも活用されていくとすごいと思いました。今回の講座で3Dプリンターに興味を持つことができてよかったです。

古川先生、アシスタントのみなさん、本日はありがとうございました。

3Dプリンターとロボットアームの体験       3Dプリンターなどの紹介

 

H30 第4回東大金曜講座

6月22日(金)に、本校では4回目の東京大学金曜講座を実施しました。今回の講義内容は工藤和俊先生(東京大学大学院情報学環・学際情報学府・准教授)による「運動の上手な人はどこが違う?」で、高校1、2年次75名が参加し、多くの学びを得たようです。

生徒の感想から

この講座を聞いて思ったことが2つあった。1つ目は、やはり努力は才能を超えることがあると思ったことだ。1万時間の法則を実践していた人は、日本代表など努力のために才能以上のものを得ていて、改めて努力のすごさを知ることができた。2つ目は、人体のすごさだ。ピアノやドラムやダンスが上手い人は力の抜き方をしっかり身につけているということだった。才能以前の問題で、これもまた努力が功を奏し、体が順応して身につけたものだと知ることができた。(1年 M.I.)

様々なスポーツのプロと一般の人では、筋肉の動き、共伸縮が大きいか、小さいか、力の抜き方や抜くところ、見ている場所や頭の動きなどが全然違っており、こんなにも違うものかと思った。トータルで運動をうまくなりたい時に、それぞれの階層構造、階層間の伸びしろを伸ばすことが大切、と仰っていたので、自分に合っている、伸ばしやすい所をしっかりトレーニングしていきたいと思った。意識をしないで自然に力が抜けるのは凄いが、練習が大事だとわかった。(1年 T.O.)

東桜サイエンスラボを実施します。

全てのコース、募集を終了しました。申込、ありがとうございました。当日は気をつけてお越しください。

PDFはこちらです。東桜サイエンスラボ募集について

第1回SS健康科学講座が開催されました

6月11日(月)、本校のSSH学校設定科目である高校1年次の「SS健康科学」で、第1回の高大連携講座が開催されました。今回の講師は県立保健医療大学看護学科の豊田茉莉先生で、「思春期の身体と心の変化」「ライフプランを考える」「妊娠から出産まで」「希望した時期に妊娠・出産をするために」の4つの内容で、高校1年次生184名が聴講しました。
途中、妊婦体験ジャケットを使用し、階段の上り下りを体験しながら妊婦さんの身になってみんなでさまざまなことを考える場面などもあり、分かりやすくお話をしていただきました。以下に生徒の感想を記載します。

 今日の講話は今の自分にはもちろん、将来のことを考える上でとても大切な内容でした。思春期には「異性への尊重」や「身体のこと」を良く知ることがあることを知りました。特に異性のことを良く知るということは、その後の妊娠・出産においても大切だと感じました。出産時には産む人はもちろん、赤ちゃんを見守り、応援する人の大変さや大切さが分かりました。家族として団結することは母を助けることにつながると感じました。また、妊婦体験を見て、妊婦さんの大変さや辛さが分かってきました、今日の講話をしっかりと参考にして、今後の自分の人生に向き合っていきたいと思います。(3組男子)

 これからは将来、性に関わる選択をしなくてはいけないということ、それは誰かに決められるのではなく、自己責任で決めるということが大切なんだと思った。相手を思いやり、尊重することが、まず第一歩だと思う。食事・睡眠・運動などのリズムをしっかりつくるという、健康的な生活が全ての基盤であり、酒は控え、タバコは吸わないというのが大切だと思った。妊娠体験では、友達は走っていたりしたけど、やっぱり少し重そうだったし、歩くのも靴ひもを結ぶのも大変そうだった。周りの手助けが不可欠だと思った。(6組女子)

  

 

 

 

 

 

H30 第3回東大金曜講座

6月8日(金)の午後5時半より、東京大学教養学部の教授、池内昌彦先生による「光合成とバイオテクノロジー」と題した講義を、高校1年次生23人が受講しました。炭素濃度が上昇している世界における、重要な研究分野をわかりやすく説明していただき、参加生徒は熱心に聞き入っていました。

生徒の感想より

今回の講座から生命科学やバイオテクノロジーの魅力をこれから私たちがさらに知っていくことが大切だと思いました。ペプシという酵素がとても優れていて、遺伝子改良に期待ができると思います。人間などの動物が光合成をできる時代という不思議な世界が楽しみです。(高校1年 M.S.さん)

光合成をする生物を効率よく利用するには、いくつかの課題があることが分かった。また、シアノバクテリアや大腸菌に他の遺伝子を入れることで、ソルビトールなどの普通は作れないものを作れるという話を聞き、将来的には様々なものがシアノバクテリアなどから生産される時代が来るかもしれないと思いました。(高校1年 Y.T.君)