SSH関連カテゴリー: 探究学習・探究活動(中高)

日本ベーリンガーインゲルハイム株式会社 神戸医薬研究所へ見学に行きました!

8月5日(火)に、SS総合探究Ⅱで「セイタカアワダチソウが持つ発芽・生長抑制物質の可能性」というリサーチクエスチョンを引き継いだ高校2年次3名が、日本ベーリンガーインゲルハイム株式会社 神戸医薬研究所へ見学に行き、ラボの見学や多くの研究者からアドバイスをいただきました。

最初、神戸医薬研究所 所長 和田耕一様から薬に関する講演をお聞きし、新薬開発についての概要を学びました。新薬ができるまでの道のりは長く、新薬誕生の成功率は3万分の1とのことで、大変な苦労を強いられる現状を知ることが出来ました。その後、ラボ見学を実施していただき、最先端機器類が整然と並んでいる様子も見ることができ、研究所の規模大きさに圧倒されました。次に、本校の生徒たちが、10数名の研究者を前にして「セイタカアワダチソウが持つ発芽・生長抑制物質の可能性」のテーマで研究発表も行いました。生徒たちは様々な角度からの質問に困りながらでも何とか答えていました。最後に、研究所の職員の皆様から今後の研究についてのアドバイスもいただきました。私たちが思いつかない観点での研究の方向性など大変勉強になりました。

実際の資料分析やこの訪問をご計画頂いただいた神戸医薬研究所の立石様をはじめ、多くのスタッフの皆様にお世話になりました。本当にありがとうございました。

8月6日(水)と7日(木)は、神戸国際展示場で行われた令和7年度SSH生徒研究発表会の見学を行いました。ここでもレベルの高い研究を聞いて、その質の高さに驚いた様子でした。今後の研究の継続に期待しています。

【生徒の感想】

今回は大変貴重な体験をさせて頂きありがとうございました。ベーリンガーインゲルハイムさんを訪問させて頂いた場面では、初めての発表で戸惑ってしまうこともありましたが、ディスカッションを通して今後の計画や実験方法について話し合う事ができ、大変有意義な時間を過ごすことが出来ました。また、SSH生徒研究発表会では思わず圧倒されてしまうような研究発表ばかりでしたが、来年自分達もあの舞台に立てるように努力していきたいと強く感じました。この気持ちを忘れずに日々の研究に励んでいきたいと思います。

私は今回の見学で、様々な新しい発見をし、全国の高校生の探求の質の高さを実感することが出来た。ベーリンガーインゲルハイムでは薬の開発についてのお話をお聞きしたり、最先端の機械を見学させていただいたりし、薬の開発の難しさを実感したとともに、技術の高さにとても驚かされた。そして研究発表で様々なアドバイスを頂き、これからの探究活動を更に良くできるように努力しようと思った。全国SSH研究発表会では、他校の発表から自分たちの探究活動に取り入れられそうなものをたくさん発見することが出来た。そして、全国レベルの研究にとても圧倒され、自分たちもこのレベルに到達できるよう、頑張りたいと思った。今回学んだことを忘れずに、探究活動により一層力を注ぎたい。

今回参加したSSH生徒研究発表会では様々な学校の研究を聞いた。どの学校の発表もレベルが高く、研究の面白さに気付かされた。自分には考えたことがないような斬新な研究テーマを追求し、それを将来に活かしていくんだという熱意を感じた。この経験を活かして自分たちもこれからの研究により力を入れてあのレベルで戦えるように日々精進していきたい。

SS総合探究Ⅱ 地域FW(フィールドワーク)を実施しました!

令和7年7月22日(火)、23日(水)の2日間、また、高校2年次生がSS総合探究Ⅱの一環でフィールドワークを行い、各グループの探究テーマに沿って官公庁や企業などを訪問しました。

7月22日(火)には、山形大学STEAM教育センターの先生方とオンラインでつながり、生徒自身で各先生方に自分たちの研究のプレゼンを行いました。そして、各班の生徒たちが具体的な研究内容や研究方法などに関して、ご助言をいただきました。

また、同日、本校のOBである山形大学 大学院理工学研究科 2年 村田桃香様より、大学院での具体的な研究内容や研究生活等について講演をしていただきました。この講演の中で研究室に入って良かったことは、先行研究をベースにした研究デザイン力が育まれたという点を挙げていました。生徒の皆さんから多くの質問もあり、先輩から良い刺激を沢山いただいくことができました。

様々な機会を通じて、生徒たちは今後の探究活動の方向性がより具体的になったようです。10月8日(水)の中間発表会が楽しみです。

村田先輩の講演会と山大STEAM教育センターの先生方の指導の様子

 

 

 

 

 

 

 

 

 

日本色彩学会第56回全国大会で特別賞を受賞しました

6月7日~8日に日本色彩学会第56回全国大会が山形大学米沢キャンパスで行われ、高校3年次の生徒2名が参加しました。

「東桜学館に調和する視覚デザイン~輝度から考えるピクトグラム~」というテーマでこれまでの探究活動の成果を発表し,特別賞を受賞しました。

また,多くの大学の先生や学生さんに発表を聞いていただき、研究者の方々から専門的なご助言をいただいたことで,非常に大きな刺激を受けたようでした。

【参加した生徒の感想】

全国のさまざまな研究発表を通して,色彩に関する多角的な視点や新たな知見に触れ,大変刺激的な2日間となりました。また,交流会では大学や研究機関の先生方と直接お話しする機会にも恵まれ,いただいたポジティブなご意見のおかげで,研究の楽しさや奥深さを改めて実感することができました。

多くの方々との意見交換を通して,自分たちの研究にも新たな気づきや学びを得ることができ,今後の進路や活動に向けた大きなモチベーションとなりました。

今回の貴重な経験を糧に,今後も学びを深めていきたいと思います。

SS総合探究Ⅱ 「研究計画書」発表会を実施しました。

6月3日(火)の6・7校時、高校2年次SS総合探究Ⅱにおける「研究計画書」発表会を実施しました。この会では、研究分野ごとに分かれた教室で、事前に作成した「研究計画書」に基づいて、班ごと発表・質疑応答を行いました。この会を経て、これから行う課題研究に具体性を持たせることが狙いの一つです。

本校で教育実習が行われている期間ということもあり、6名の実習生にも参加していただき、活発な意見交換ができました。生徒にとっては、今後の研究に向けた具体的な活動を考える上で、大きな収穫となったようでした。

 

カクレトミヨの個体数調査に参加

12月5日(木)と6日(金)に東根市の天然記念物指定区域にて行われた、カクレトミヨ推定個体数調査に、本校2年生の課題研究でカクレトミヨの保全に取り組む4名が、東根市と清流の里おおとみ保全推進協議会、山形大学(半澤直人名誉教授)らと共に、トラップの設置からトラップの回収と捕まった個体数の確認までの調査に参加しました。初日は冷たい雨が降る中の作業でしたが、胴長を履いて川に入り、二日間頑張って調査を行いました。初日の様子はTUYのNスタ山形で放送され(https://newsdig.tbs.co.jp/articles/tuy/1599540?page=2)、二日目の様子は山形新聞でも紹介されました(下の写真)。

カクレトミヨは東根市が市の魚に指定している絶滅危惧IA類の生物ですが、高校生の認知度は残念ながらまだ低いと思われます。四人の研究が来年度は後輩に引き継がれ、カクレトミヨの保存に貢献していくことを期待しています。

【SS総合探究Ⅱ】2年次生がFWを行いました

令和5年7月21日(金)、24日(月)の2日間、また、それぞれ夏休みの時間を使って高校2年次生がSS総合探究Ⅱの一環でフィールドワークを行い、各グループの探究テーマに沿って企業や官公庁などを訪問しました。文系テーマの「東根市の小中学生に国際理解の新しい価値観をもたらすことはできるのか」について探究をしているチームは、仙台市のJICA東北を訪問し、彼らのメインの調査地域であるアフリカの基礎知識や現状、アフリカでのJICAの取り組みに加え、国際支援の仕組みやセオリーについても担当の職員の方から説明を受けました。生徒たちはそれぞれに疑問を持ち、講話を聞いた後は活発な質疑が行われました。今回JICA東北を訪問した3名のうち2名の生徒は文部科学省の留学支援プロジェクト「トビタテ留学JAPAN」から支援を受け、この訪問後ルワンダに渡航しました。日本、海外それぞれでのフィールドワークを経て、探究活動がさらに深まることが期待されます。

JICA東北訪問の様子

また、校内では理系の探究テーマに取り組んでいる複数のグループの生徒に向け、株式会社山形テレビが主催する「環境SDGsワークショップ」の一環で、山形大学理学部教授 栗山恭直先生に本校へお越しいただき、SDGsの視点で科学的な課題にアプローチする手法について講演いただきました。講演後は各グループの探究内容に関するご助言をいただき、参加生徒にとって有意義な時間になったようです。

環境SDGsワークショップ栗山恭直教授の講座の様子

夏休みが明けると2年次生は10月11日に行われる中間発表会に向けて、追実験・調査を行ったりポスター発表などの準備をすることになります。今後の2年次生の探究活動での活躍にもご期待ください。

未来創造プロジェクトの取り組みが山形新聞に掲載されました

中学校2年生の未来創造プロジェクトの取り組みが、7月24日の山形新聞に掲載されました。

中学2年のテーマは「やまがたの未来をデザイン(よりよく)する」です。キーワードは「うごく・つながる」で、社会とのつながりの大切さや山形への愛着心を育て、社会や地域のために自分たちが行動していくことをねらいとしています。

中学生:未来創造プロジェクト始まりました!

中学3年未来創造プロジェクト【ガイダンス】

中学2年未来創造プロジェクト【地域創生講話】

《東桜学館の1学期を振り返る》高校1年生が「ラボラトリーバトル」に取り組みました

東桜学館のスーパーサイエンスハイスクール(SSH)事業では、学校設定科目として「総合探究Ⅰ」を開講しています。「総合探究Ⅰ」では、データ分析や課題研究の手法を学ぶほかに、自分が興味をもつ研究領域について、その内容やその領域を研究している大学の研究室(Laboratory)を紹介する「ラボラトリーバトル」を行います。

その「ラボラトリーバトル」のプレゼンテーションに、7月21日、高校1年生が取り組みました。

中2生、キャリア学習に取り組んでいます!

本校がキャリア教育として取り組んでいる「クエスト・エデュケーション」の「企業探究:コーポレートアクセス」に、中学2年生が取り組んでいます。2年生になってから、これまで、大正製薬、大和ハウス、テレビ東京、パナソニック、フォレストアドベンチャー、吉野家ホールディングスという全国で有名な企業にインターンとしての入社と重要なミッションを受ける準備を進めてきました。9月9日(木)と10日(金)の2日間では、各企業からインターンに向けて出されたミッションを受け止め、解決案を検討しました。そして、14日(火)には、実際に企業の方とオンラインでつなぎ、ミッションに対しての解決案を中間発表し、アドバイスをいただきました。今後、今回いただいたアドバイスをもとにして、チームごとにさらに企画を磨き最終案にまとめ、自分たちが満足でき、企業の方に思いが伝わるプレゼンテーションができるように取り組みを進める予定です。どんな企画、どんなプレゼンに仕上がるか、とても楽しみです。