東京大学教養学部が主催する「高校生のための金曜特別講座」の第2回目を6月16日(金)行いました。
今回は、東京大学教養学部統合自然科学科統合生命科学コース 新井宗仁先生による「タンパク質をデザインして産業や医療に応用する」がテーマでした。
本校では、生徒100名余りが受講し、高校1年生が受講後に新井先生へ質問をしました。


今回のテーマを見て、タンパク質をデザインして応用するのは、これから先の未来の話だと思って最初は聞いていたが、もうすでに産業でも医療でも使われているということに驚きました。タンパク質を設計できるなんて思ってもいなかった。この技術を応用すると、石油代替エネルギーを作れるかもしれないことが印象深かった。
今回の講座はとても有意義な時間でした。私は今まで生物が好きで、今回の講座をとても楽しみにしていました。今まで全く知らない分野についての知識を身につけられて、とてもうれしかったです。しかし今回伺った内容は、今の自分の知識ではほぼ理解できなかったので、自分から探り、先生方に質問し、理解していきたいと思います。
タンパク質は様々なものに使われていて、非常に役に立つものであり、これから更に性能が良くなり発展が期待できる物質なのだと感じました。自分の好きなものを好きでいて、自信を持って、あきらめずに努力していくことが大切なのだと感じました。世の中、あきらめる人はたくさんいる。あきらめずに頑張り続ければ、いつの間にか自分だけが残っている。強気で努力し続けていきたいと感じました。
山形県立 東桜学館 中学校・高等学校
4月21日(金)今年度も東京大学による「高校生のための金曜特別講座」が始まりました。
第1回目は、2015年にノーベル物理学賞を受賞され、東京大学特別栄誉教授、東京大学宇宙線研究所所長の梶田隆章先生による「ニュートリノの小さい質量の発見」でした。金曜講座初のノーベル賞を受賞された講師ということで、会場の東京大学は高校生でいっぱいのようでした。インターネット配信校も50校を超える参加のようでした。本校では、生徒102名、教員4名ほどが受講しました。
梶田先生の学生時代から、ニュートリノなどの素粒子の基礎知識を紹介され、そしてスーパーカミオカンデを用いた共同研究の内容など、盛りだくさんの講演となりました。物理学の奥深さだけでなく、良き師、良き仲間、よいプロジェクトに恵まれたことへの感謝についても強調されておりました。
以下に、参加生徒の感想を掲載します。
今回の講座を聞いて、調べることが楽しいということが心に残りました。自分が知りたいと思ったことを、調べては、また疑問を持って・・・を繰り返していることがすごいと思います。・・・(中略)・・・1人で学ぶには無理があるし、準備も仲間がいないとできません。自分の理論を確かめるために、コミュニケーション能力や学力が必要で、そのどちらも学ぶことができる今の環境を大切にして勉強に励みたいと思います。
私は宇宙の星の誕生や、極小の物体のことについてすごく興味があります。今日の話を聞いて、知っていた知識を深めたり、知らなかったことを知ることができて、とても楽しく充実した時間になりました。私は研究者の疑問に向かう姿勢がすごくかっこいいなと思いました。私は覚えることに時間を使い、少しの「どうしてなんだろう」という疑問も後回しにしています。これからもっと、知識が学力を身につけるため疑問の1つ1つを大切にしていきたいと思います。
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