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SSHの概要

スーパーサイエンスハイスクール第Ⅱ期(令和4年度~令和8年度)の指定を受けました!!

スーパーサイエンスハイスクール(SSH)とは

私たちの未来を担う科学技術系人材の育成を目的とし、高等学校等において先進的な理数教育を実施するとともに、高大接続の在り方について大学との共同研究や、国際性を育むための取組を行うものです。文部科学省より指定を受け、科学技術振興機構(JST)より支援をいただき、平成29年度より5年間(第Ⅰ期)、令和4年度より5年間(第Ⅱ期)に亘り東桜学館高校独自の科学に係る研究開発を行います。

 

SSH事業では

以下のような取り組みを行います。

 

R3 SSH研究開発実施報告書

令和3年度(研究開発5年次)SSH研究開発実施報告書の内容です。

平成29年度指定スーパーサイエンスハイスクール研究開発実施報告書 第5年次

SSH通信 第14号

東北地区サイエンスコミュニティ研究校発表会に参加しました。

東北地区サイエンスコミュニティ研究校発表会は、東北地区6県のSSH指定校などを対象に、理数系の課題研究に積極的に取り組んでいる高校生が授業や部活動で取り組んできた研究成果を発表し、発表者との対話を通じて相互交流・評価を行うことで切磋琢磨し、これからの活動や研究の質・量の両面で活性化を図ることを目的に開催されている発表会です。

今年度は、青森県立青森高校主催でのオンラインでの開催となり、21校のSSH指定校が参加し、各校代表1テーマによる口頭発表がなされました。本校からも高校2年次の未来創造プロジェクトにおける中間発表会で高評価を得、選抜されたグループが「セルロースを用いた天然由来の食品包装用紙の作成」のテーマで発表しました。

参加した生徒たちは、参加校の質の高い研究に触れたことはもちろん、自らの研究について発表したことは大変有意義な経験となりました。助言者の大学の先生からの質問にも自分たちの知識と考えを自信をもって答えていたり、積極的に他校の発表にも感想のコメント入力をしておりました。

研究に対して助言をいただきました先生方、参加校の皆様、そして発表会開催校の青森高校の皆様、本当にありがとうございました。

以下参加した生徒の感想です。

・自分たちの研究はとりあえずやってみようという部分が多く、実験条件について細かく設定できていない部分が多かった。そのため相手に伝わりにくいことが改めてわかった。着眼点、セルロースの同定について勉強していた点など、審査員の先生から興味深いと言っていたたき、とても嬉しかった。

・オンライン発表でもわかりやすく発表するために、グラフの用い方やデータの説明を工夫するよう心掛けた。

・実験をしながらの発表準備は大変だったがメンバーと分担したり協力して発表準備ができた。

・他校の発表に対してももっと遠慮せず直接質問をすればよかった。

 

 

 

令和3年度山形県探究型学習課題研究発表会 入賞!

12月18日(土)山形国際交流プラザ山形ビッグウイングにて、令和3年度山形県探究型学習課題研究発表会が山形県教育委員会および県高等学校文化連盟科学専門部の主催で行われました。

科学専門部の部に1テーマと、2年次のSS総合探究Ⅱから一般の部に4テーマが参加し、ポスター発表を行いました。手持ちの資料を用いながら発表を行うなどの工夫をする班もみられ、各発表とも審査員や他校生からの質問にも熱心に答えていました。

質疑応答を通して、今後の探究活動を進めていくための助言をたくさんいただくことができ、よい機会となりました。また審査の結果、以下の2つのテーマが受賞となりました。

〇優秀賞 一般の部 物理・化学分野「油の保存性を高めるには?」

〇優秀賞 一般の部 数学・総合科学分野「CNFラッピングでゴミを減らそう!」

 

一般の部 数学・総合科学分野 CNFラッピングでゴミを減らそう!

 

 

 

 

 

 

 

一般の部 物理・化学分野油の保存性を高めるには?

 

 

 

 

 

 

 

一般の部 生物・地学分野 土壌改良における廃チョークの有用性

 

 

 

 

 

 

 

 

【一般の部】社会科学・人文分野 高齢者の生きづらさを緩和するのはどのような街か

 

 

 

 

 

 

 

【高文連科学専門部の部】生物領域 ヤノウエノアカゴケの土壌・水中における生育の調査

後期第8回校内東京大学金曜講座開催

12月3日(金)に,今年度後期8回目の東京大学「高校生と大学生のための金曜特別講座」を校内で視聴しました。今回は「社会調査の歴史から現代社会を考える」と題し、祐成保志先生(東京大学 文学部 人文学科 社会学専修課程・准教授)がご講演くださいました。高校1年次46名,中学2年生3名,1年生4名が参加し,社会学で調査の活用が飛躍的に拡大した20世紀半ばに焦点をあて,社会の見え方がどう変わったか,そして社会調査を可能にする条件とは何かを考える機会となりました。今年度の校内での当講座開催は今回で終了となります。今年は中学生が参加するようになり,また何度も試聴する生徒が増えました。来年度もまた多く生徒が学びの場としてくれることを期待しています。

マレーシア SMKA Kota Kinabaluとの交流開始式

本校は,ユネスコスクールのネットワークを通じ,昨年度からマレーシアのボルネオ島,サバ州にあるSMKA Kota Kinabaluとの交流をしていくことになっていました。しかし,その交流開始式がコロナの影響により延期され,希望者同士のメールのやり取りは既に始まっていましたが,ようやく11月30日(火)に交流開始式が行われました。校長式辞の後,それぞれの学校の生徒代表挨拶,両校からそれぞれ花笠踊りとコーランの朗誦の披露があり,生徒同士の質疑応答を行なって,約1時間のオンライン交流を行いました。日本のマンガとアニメがマレーシアでも人気であったり,宗教について質問されるなど,生徒にとって意義深い交流を行えました。近い将来には,本校の研修旅行先にもなる予定であり,イスラム教の全寮制の学校という大きな文化的差異を超えた生徒同士の交流が楽しみです。

SSH通信 第13号

 

【東大金曜講座に参加しました】

11月19日(金)に、東京大学 教養学部 教養学科教授の清水 晶子先生による東大金曜講座が開催されました。

「AIDS危機からコロナ・パンデミックを見る」のテーマのもと、生徒からは

「当たり前だと思っている主観で判断してしまうと、被害が拡大したり、弱者に対してさらに偏見が生まれてしまうのだということが分かった。私たちが当たり前だと思ってしまっている視点が狭まり、勝手な視点から人を差別して、自分たちの行動を正当化して、人々の溝を広げてしまうと思った。」

「自分にとって都合の悪いことが起きると自分が属している多数派ではない少数派の人々のせいにし自分たちを守り、相手を批判して問題を解決させようとする人間の本能について知ることができた」という意見がありました。

後期第6回校内東京大学金曜講座開催

11月12日(金)に,今年度後期6回目の東京大学「高校生と大学生のための金曜特別講座」を校内で視聴しました。今回は「美しい数学入門 ― 特異点の謎に迫る」と題し、伊藤由佳理先生(東京大学 国際高等研究所 カブリ数物連携宇宙研究機構・教授)がご講演くださいました。高校1年次32名,中学3年生2名,2年生10名,1年生7名が参加し,方程式で表せる図形に存在する特異点と呼ばれる点について,ジェットコースターやブラックホールを用いた解説を熱心に聞き入っていました。また高校1年次の生徒2名が質問し,伊藤先生に丁寧なご回答を頂きました。

<生徒の講義メモと感想>左から順に中学1年,中学3年,高校1年次2名分です。