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令和7年度沖縄・西表フィールドワークに行ってきました

令和7年7月31日㈭から8月4日㈪まで沖縄県石垣市の石垣島と竹富町の西表島に本校高等学校の1年および2年の生徒23名が令和7年度沖縄・西表フィールドワーク研修に行ってきました。

7月31日:東根市のおいしい山形空港に集合し、保護者の皆様の見送りを受けてJAL174便で羽田国際空港に向かいました。関東地方は雲が多く空港手前で少しゆれました。羽田国際空港では昼食を取り20分遅れのJAL973便で新石垣空港に向かいました。天気は良く富士山もきれいに見えました。沖縄島付近からはエメラルドグリーンの海が見えきれいでした。石垣島は湿度が高く南国でした。夕食を空港内で食べましたが、人が多く食事をする場所はどこも混んでいました。タクシーに分乗し、街路燈のまったくない密林に囲まれた山道を前勢岳頂上付近の石垣島天文台まで行きました。残念ながら曇りで少し月が見えましたが星を望遠鏡で見ることができませんでした。代わりにスライドを使って石垣島で見える「南十字座」や「カノープス」「夏の星座」の説明をしてもらいました。九州以南で最も口径の大きい口径105㎝の「むりかぶし望遠鏡」を見学しました。天文台の屋上から石垣市内の明かりや石西礁湖方面の島々の明かりがきれいでした。その後、ジェットコースターのような山道を下り、ホテルに着きました。

8月1日:ホテルを出て荷物を引いて離島桟橋まで歩いていきました。離島桟橋は石垣島から周辺の島々への船が出る場所で多くの人がいました。船に乗り40分ほどで西表島の上原に着きました。船はほぼ満席で生徒の多くは外の席に座り景色を堪能しました。昨晩行った天文台や竹富島、小浜島などの奥に台地状の西表島が見えました。上原港でバスに乗り換え、琉球大学西表研究施設で、荷物をまとめてマングローブ林のある船浦湾に向かいました。バスを降りて琉球大学渡辺准教授の案内でマングローブ林を探索しました。満潮に近く、多いところでは胸近くまで水がありました。生徒は7種類のマングローブ林を構成する木々、アナシャコがつくる陸地、キバウミニナの食事、巨大なヒルギシジミ、多数のシオマネキなどを見る貴重な体験をしました。帰りは道路に戻り琉球大学西表研究施設まで歩いて戻りました。道路わきがヤシやクワズイモ、ヘゴ、アダンなどの密林状態で隙間がないことに驚きました。泥を落とし着替えてバスに乗り上原港で昼食休憩を取りました。次に住吉の星砂の浜に行きました。海岸は穏やかな砂浜なので多くの家族が海水浴に来ていました。砂と思われたのはほとんどが底生有孔虫の殻でした。星砂と言われる突起があるものや円盤状のものなど様々な有孔虫の殻がありました。また、岩礁をつくっている第四紀の琉球石灰岩とその下の新第三紀の硬い西表層の砂岩・泥岩の様子を見ました。丸いポットホール、亀甲状の割れ目なども見ることができました。バスに戻り白浜港に行き、船浮まで船で行きました。昨日まで台風と津波の影響で波が高かったとの事ですが、穏やかな海を10分ほど進むと船でしか行けない船浮に着きました。宿のふなうき荘ではリュウキュウアカショウビンのキョロロローという鳴き声が鳴り響いていました。夕食の時間までに今日使ったラッシュガードなどの洗濯をして過ごしました。夕食は班ごとに同じテーブルにつき食べました。同じ班員同士が話をしながらにぎやかに食べました。タケノコの煮物やイソハマグリの味噌汁などをいただきました。食事の後ご主人の池田卓さんの話を伺いました。歌手、船浮海運社長、民宿の経営など様々な事を行い本も出されている話は説得力がありました。雲があり残念ながら星は見えませんでした。夜になっても暑いままでした。

8月2日:夜明け前にイダの浜まで散歩をしました。とてもきれいで波も穏やかでした。多くのカニ孔、オカヤドカリを見て人の痕跡がほとんどない静かな浜を堪能しました。朝食後、午前中シーカヤック午後シュノーケリングの班と午前シュノーケリング午後シーカヤックの班に分かれて活動しました。昼食は内離島西側の硬く締まった砂浜で弁当を食べました。シーカヤックで水打川のミズウチの滝まで行き滝の水を浴び、滝つぼで泳ぎました。白浜と内離島往復+αで7㎞ほどをこぎとても疲れました。シュノーケリングは船でサバ岬を廻りゴリラ岩を見て、綱取集落跡の東海大学沖縄地域研究センター付近で器具の使い方の練習をしました。慣れてから西側の崎山湾で様々なサンゴ礁の生き物を観察しました。青や桃色のサンゴ、色鮮やかな熱帯の魚たち、シャコ貝、ウミガメなどを見ることができました。浅い部分には死んで白くなったサンゴ骨格がありました。時折雨が降ったりしましたが貴重な経験が出来てよかったです。夕食には地元で採れた魚 グルクン(タカサゴ)のから揚げ、島豆腐の味噌汁などが出ました。ゆっくり最後の会食を楽しみました。食後、外で雲の合間から星空が見えました。緯度24度で北極星が低く、牛飼い座、おとめ座、白鳥座、琴座、わし座などがクッキリ見えました。残念ながら雲が多く満天の星にはなりませんでした。昨晩から時々降雨があったのでカエルの鳴き声がうるさいほど聞こえました。

8月3日:カエルの大合唱で目が覚めました。朝荷物をまとめて朝食後に船浮を後にしました。白浜まで船で行き浦内川までバスで行きました。遊覧船に乗り浦内川をさかのぼりました。浦内川は沖縄県で最も長い川で100種類以上の魚が住む川です。魚が時々跳ねたり、リュウキュウイノシシやチュウサギ、カンムリワシ?などが見えました。本当に生き物にあふれていました。終点の軍艦岩で降りて、展望台、マリデューの滝、カンビレーの滝まで歩きました。途中キノボリトカゲ、マルヤスデ、などが道端にいました。熱帯の密林を構成するヤシ、シダ、ヤブレガサウラボシ、サキシマスオウ、アコウ、ガジュマル、クワズイモ、アダンなどが見られました。マリデューの滝は水量が多く迫力がありました。カンビレーの滝のポットホールにはオタマジャクシがいて、いつもカエルが発生する亜熱帯を実感しました。帰り道、セマルハコガメが散歩をしていました。動きが速くじっとしていませんでした。遊覧船に乗り込み汗を拭き船の中で昼食を食べました。次に産業遺産のウタラ炭鉱跡まで行きました。明治時代にエネルギー資源を求めて施設をつくったのが跡形もなく、閉鎖から約80年で密林状態になることを実感できました。バスに戻り西表野生生物保護センターに行きました。センターでは2班に分かれて展示の説明とVTRを見ました。解説員の説明で希少生物の保護と観光で生きる島民の生活の両立は難しい事を実感できました。大原港へ行き船で石垣島に行きました。日曜日なので船は満員でした。離島桟橋に着いてホテルまで歩いて行きました。ホテル着後夕食と買い物に行きました。

8月4日:ホテルで朝食後、バスで石垣島鍾乳洞に行きました。鍾乳洞は140万年前から13万年前にできた琉球石灰岩が隆起後、雨水(弱酸性)に溶食されてできたものです。上から垂れた鍾乳石と下から伸びた石筍や溶けてできた空洞を覆う様々な形の石がきれいでした。石垣空港に向かう途中では広いサトウキビ畑が見えました。空港は多くの人がいて混雑していました。飛行機ANA090便が遅れたため30分ほど遅れて出発しましたが順調に羽田空港に着きました。空港内で全員が今回の研修に対する感想を発表しました。山形行きの飛行機JAL179便は出発が1時間近く遅れ、おいしい山形空港に1時間近く遅れて19時30分頃に着きました。

*参加した23名が4泊5日の日程を無事に過ごすことができ、予定した研修をすべて行うことができました。

7月31日:石垣島天文台むりかぶし望遠鏡の前で

8月1日:船浦湾マングローブ林で琉球大学渡辺准教授の説明を聞く

8月1日:船浦湾マングローブ林の中の川を渡る

8月1日:星砂の浜で星砂を採集

8月2日:日の出前のイダの浜で

8月2日:崎山湾のサンゴ礁

8月2日:崎山湾でシュノーケリング

8月2日:内離島で昼食後に海に浸る

8月2日:シーカヤックでミズウチの滝の水を浴びる

8月3日:浦内川カンピレーの滝で

8月3日:浦内川稲葉集落跡リュウキュウイノシシとカンムリワシ?

8月3日:浦内川遊歩道で機敏なリュウキュウセマルハコガメ

8月4日:石垣島鍾乳洞で

沖縄・西表フィールドワークに行ってきました

R5年沖縄・西表フィールドワーク

7月29日㈯から8月8日㈫までR5年沖縄・西表フィールドワークに行ってきました。当初の計画では8月2日㈬までの予定でしたが、台風6号が予想外の動きになり、8月2日から6日まで沖縄島から八重山諸島にかけて停滞したため、飛行機が飛ばず10泊11日になってしまいました。参加生徒26名は長旅にもかかわらず無事に元気で戻ってきました。以下に概要を報告します。

日程と概要

7月29日㈯☀山形空港から石垣島への移動日。

山形空港、羽田空港、石垣空港を経てホテルに宿泊。羽田空港に着く途中、雲の上に富士山が見えました。

7月30日㈰☀石垣島から西表島へ移動する。

道端のセマルハコガメ

石垣島で「石垣島鍾乳洞」を見て、高速船で西表島にわたりました。北部の浦内川を船で遡りました。船の上で昼食を食べました。干潮だったのでリュウキュウイノシシが見えました。途中から歩いて「マリュドウの滝・カンピレー滝」まで行きました。道で天然記念物のヤエヤマセマルハコガメや巨大なオオジョロウグモや虹色の尾をもつイシガキトカゲ、サキシマキノボリトカゲなどを全員が観察できました。植物はマングローブを構成する木々、木性シダやアダン、葉の棘が痛いタコノキ、ヤエヤマオオタニワタリなど熱帯の植物が密集して生育していました。

満潮時の浦内川

帰りは満潮近くになり川幅が広く入り江のようになった浦内川を戻りました。下船後かつて掘られていた炭鉱の跡「ウタラ炭鉱跡」を見に行きました。閉山から70年以上経っているため、すっかり密林の一部になっていました。船でしか行くことができない船浮の民宿に泊まりました。みんなで一緒に初めて食事をして懇親を深めました。食後に宿の主人池田さんから素晴らしい話をいただきました。

 

7月31日㈪☀午後☁☔、西表島で研修後石垣島に移動する。

船浦湾のニッパヤシ群落で琉球大学熱帯生物圏研究センター渡辺先生の説明を聞く

船浦湾のマングローブ林を進む

早朝からリュウキュウアカショウビンと各種のカエルの声がうるさいほどでした。6時過ぎから宿の近くの「イダの浜」まで行き日の出を見ました。ゴミ一つない美しい砂浜で、数えられないほどのヤドカリやカニ穴を見ました。午前中、船浦に移動し、琉球大学西表研究施設の渡辺助教授の案内で施設の見学をした後、「船浦湾のマングローブ林」を歩いてマングローブ林を構成する植物や動物を観察しました。途中から足元が泥主体になり、泥の川をお尻までつかりながら移動する初めての経験をしました。大きな巻貝キバウミニナや巨大なシジミ貝シレナシジミなどが多数いて、キバウミニナがヒルギの葉を食べる様子を見て驚きました。日本のマングローブ林 を構成する7種の植物の内6種を見ることができました。干潮で帰りは砂原の船浦湾を歩いて戻りました。午後は「星砂の浜」で星砂を採集しました。砂と思ったものがすべて底生有孔虫でした。時々台風の外側の雲がかかり驟雨になりました。最終の船で石垣島にわたりました。

星砂の浜で

8月1日㈪☁時々☔夕方近くから暴風雨、スーパーマーケットで食料を購入する。

台風6号が先島諸島に明日、明後日接近するということで石垣島の南部をバスでめぐり、スーパーマーケットで2日分の食料を購入しました。初めに「バンナ展望台」に行き石垣島から西表島、竹富島などの景色を眺めました。残念ながら、台風の接近で雲が多く風も強くエメラルドグリーンの周辺の礁湖が良く見えませんでした。次に「名蔵ヤイマ村」に行きました。時々降雨がある中、リスザルやケージの中のカンムリワシなども見ました。昼前に石垣市南部で台風に備えて食料を購入しました。食料を購入しに来た人達で賑わっていました。午後は「みねや工房」で伝統工芸の織物を見てホテルに戻りました。15時以降は激しい風雨になり、道路にほとんど人がいなくなりました。我々もホテルで待機しました。

8月2日㈬暴風雨☔、昨晩から暴風雨が続き終日ホテルで待機しました。

ホテルの掲示

8月3日㈭暴風雨☔、終日ホテルで待機しました。夕方から隣の本館に行くことができるようになりました。

 

8月4日㈮風雨が収まり☀☁、石垣島南部をバスで巡る。

午前中バスで「国立天文台VERA石垣島観測局」に行きました。VLBIの観測のための施設です。国内では岩手県水沢市と東京都小笠原村、鹿児島県入来の4か所にある施設です。台風通過後の調節前で直径20mの電波望遠鏡を動かしてくれました。

VERA石垣島観測局で

その大きさと機敏な動きに驚きました。午後、南西部の観音崎手前の「唐人墓」に行きました。中国人の派手なお墓で、沖縄のお墓に通じる巨大さでした。次に環境省の「国際サンゴ礁研究・モニタリングセンター」に行きました。石垣島周辺のサンゴ礁の現状について説明を受けて、展示されているサンゴの標本や増殖したサンゴを見せてもらいました。中庭に巨大な飼育放棄された大きなイグアナがいて驚きました。

国際サンゴ礁研究・モニタリングセンターで

 

8月5日㈯☀石垣島南部を散歩する。

午前中ホテルから東の「多田の浜」まで国道390号線に沿って街路樹を観察しました。道路沿いにある熱帯の草木を解説しながら歩きました。大変暑く、途中休みながら行きました。多田の浜では琉球石灰岩独特の侵食地形ノッチが見られ、浜はサンゴの破片や各種の貝殻、多数のゴミがありました。貝殻やサンゴ片を採集して戻りました。

多田の浜で、琉球石灰岩の「ノッチ」

8月6日㈰☀バスで石垣島中央部までの見どころを巡る。

伊原間のハート岩(津波石)

シーサー工房でシーサーのオブジェと

午前中、「川平湾」でグラスボートに乗り、生きているサンゴやシャコガイ、ウミガメを見ました。台風通過後で波があり下を見ていたら船酔いし、残念ながら外の風景しか見られない人が続出しました。下船後展望台で入り組んだ地形を見ました。山原の食堂で昼食を全員そろって楽しく食べました。次に「米原米子焼工房シーサー農園」に行きました。様々なシーサーの大きなオブジェがあり池に各種のトンボ、チョウが乱舞していました。次に「伊原間の海岸」で、津波で沖から流されてきた津波石の「ハート岩(巻石)」を見ました。とてもきれいな素晴らしい海岸ですが、津波の痕跡があり複雑な気持ちになりました。

「玉取崎展望台」で北東の平久保半島や周辺のサンゴ礁を見ました。石垣島東部サンゴ礁の外側がクッキリと確認できました。南国の蝶やトンボが乱舞していました。

 

8月7日㈪☀隣にある竹富島まで往復する。

竹富島で

竹富島はサンゴ礁が隆起してできた島で最高地点が20mほどの平らな島です。高速船で渡って自転車で島をめぐりましたが、思っていたより凹凸があり、借りたママチャリではつらい所もありました。海に入れる所があり全員で泳ぎました。熱帯のカラフルな小魚が多数泳ぐ透き通る海でした。独特の景観の街の中、南国のアゲハ蝶シロオビアゲハが多数飛んでいました。また、道路沿いには野生の?パパイヤの木がありパパイヤが実っていました。帰る途中で食べた高価な紅芋ソフトクリームが美味しかったです。

8月8日㈫☀石垣島から山形までの移動日。

石垣空港、那覇空港、伊丹空港、山形空港と空路で東根に戻ってきました。予定を6日も超過し南米への海外旅行並の10泊11日になりました。参加者はこの旅で逞しくなったと思います。この経験を今後に生かし東桜学館のリーダーになって欲しいと思います。

 

沖縄西表フィールドワーク 最終日(7日目)

最終的に10日ANA90便(石垣島12:20発)の全員分の座席を確保でき、全員同じ飛行機で石垣島を離れることができました(奇跡です)。

フィールドワークは予定より2日間伸びました。今回は予定以外のことが色々ありました。終わってみれば、良い体験だったのではないでしょうか。ただし、楽しかったで終わることなく、これからの探究活動につながることを期待します。

八重山からの旅立ち 解散式

多くの方々のサポートによりフィールドワークを無事終了することができました。

西表島での研修、生活をサポートしていただいた  ふなうき荘、じゃじゃ丸ツアーの皆様

台風対策で忙しい中、西表の自然についてご教授頂いた琉球大学 渡辺信先生

フィールドワークの運営だけでなく、欠航トラブルで奇跡を起こす日本旅行の矢口さん

延泊時に柔軟に対応していただいたベッセルホテル石垣島の皆様

ありがとうございました。

沖縄西表フィールドワーク 6日目

台風は去りました。昼過ぎまでホテルに缶詰めでした。その間、各自が自己研修(学習)に取り組むことができました。その努力が幸運を呼んだのか、10日(土)に全員が帰形できることになりました。保護者の方々の心配も一入だったかと思いますか、その心配以上の成長を感じ取っていただけると思います。

到着予定時刻

●先発隊

山形空港 18:40着

 

●後発隊

山形駅 23:26着

天童駅 23:59着

沖縄西表フィールドワーク 5日目

最後の研修先である石垣島鍾乳洞の見学を行いました。長い時間をかけて作られた自然の芸術作品を満喫することができました。また、鍾乳洞の形成についての知見を得ることができました。

最後の研修の地 撮影中 撮影待ち
成長中 落ちない鍾乳石(受験石) となりの

 

夕方になり、台風が強くなってきました。山形に来る台風とは違い、来そうで来ない、風の強さが半端ないようです。こちらの人の話では車がひっくり返ることもあるそうです。そのため台風が来るとガソリンを満タンにすることもあるらしいとのことでした。

今回は最近にもない規模らしく、停電、断水の危険がありそうです。風は深夜にピークを迎えるようです。生徒はホテルから出ませんので、安全は確保されています。

飛行機の状況は9日の欠航が決まりましたので、石垣島を離れることができるのは10日以降となります。現在はキャンセル待ちをしているところです。ただし、遅くとも11日には石垣島を離れることができそうです(必ずではありません)。

 

[生徒の感想から]

一番印象に残ったのは、船浮の人のあたたかさや優しさです。不安があったのですが、船浮の皆さんは私たちをあたたかく迎え入れてくださっただけでなく、困ったらすぐに助けてくださり、分からないことは丁寧に教えてくださいました。たった3日間だけでしたが、西表、船浮の人の良さや優しさを十分に感じ、また行きたいと思えるような充実した3日間でした。

台風など想定外のこともありましたが、これからも、どんな状況でも楽しみ「ちばりよー」を合言葉にチャレンジし続けます。この研修に参加できて良かったです。(Lさん)

 


今回の研修では初めて経験することも多く、驚きの連続でした。特に私は海に入るのが初めてで、シュノーケリングで魚やサンゴを今までにない近さで見たり、カヌーで波や風に逆らって進んだりしたことは、今まで本やテレビで見るだけではわからなかったことを教えてくれたように感じます。

また、卓さんが話してくださった様々なことの中で「無いことを知る」という言葉が印象に残りました。不便な方が豊かという考え方ははじめてで驚かされましたが、話を聞いて納得しました。普段豊かであるが故に何かが起こり、例えば西表島と同じ水準になると不便を感じてしまうという話を聞き、普段不便な生活を送る方が小さなことでも喜びを感じることができるのだなと思いました。

今回の様々な活動を通して、普段知ってはいても意識しないことを身をもって体験することで、問題を自分のこととしても捉えることができました。今回学んだことを今後の活動に活かしていきたいです。(Mさん)

 


これまで約3日間、山形から離れ西表島で過ごしてきて、卓さんやゆうすけさんをはじめとする方々に、西表の知らないことをたくさん教えて頂きました。中でもシュノーケリングは、初めての体験でしたが、慣れるときれいなサンゴ礁や見たことのない魚が目の前に見えてとても感動しました。マングローブからは自然の力強さや執念を感じました。たくさんの方のお話を聞けて、考えたいことが分かったと思うので、これからじっくり考えたいです。(Nさん)

 


今回の研修では台風で延泊になってしまうなど、トラブルが多くありましたが、逆に台風の脅威を知ることができたりして勉強になりました。今日行った鍾乳洞ではたくさんの年月をかけて出来上がった神秘を目の当たりにし、自然の美しさを改めて感じることができました。

山形では体験することができないことを体験できたことに感謝し、今回抱いた疑問などを帰ってからも深く掘り下げて、さらに意味のある体験にできるようにしたいと思います。(O君)

沖縄西表フィールドワーク 4日目

西表島最終日となりました。

初めは琉球大学熱帯生物圏研究センター西表研究施設に伺い、渡辺先生から御指導いただきました。フィールドワークで生じた疑問などに答えていただき、これまでの活動をより深く理解することができました。

その後は西表野生生物保護センターで、西表島の生物の現状について学ぶことができました。特殊な環境の問題ではなく、身近な問題として考えなければならないと再認識しました。

西表島の日程を無事終了し、台風が来る前に石垣島へ移動できました。しかし、8日(木)は帰りの便の欠航が確定となりました。帰りの便の確保に向け日本旅行さんに奔走していただいていますが、まだ確保はできていません。帰形は10日(土)以降になる見通しです。

3日目
オプションツアー イダの浜 西表島の空と海と 大海原へ
上陸作戦 ごみ問題を体感しました マングローブ林
ポイント探索中 サンゴと魚 滝行
4日目
さようなら船浮 西表研修施設その1 西表研修施設その2
西表研修施設その3 イリオモテヤマネコ 西表島から石垣島へ

 

[生徒の感想から]

3日目

今日はシーカヤックの活動があった。白浜から船浮までシーカヤックで移動すると聞いたときは、不安だったが、無事船浮に辿り着くことができた。風の向きを考えて移動するのは大変だったが貴重な体験となった。仲間との協調性も高められたのではないかと思う。(Gさん)

 


今日のシーカヤックはすごく疲れましたが、とても楽しかったです。なぜなら景色がとても美しく、心が消されてしまったからです。(H君)

 


シーカヤックで先輩と協力して島から島へ行ったのが一番キツかったけれど、その分達成感がすごかった。声を掛け合って漕いで2人の力を合わせないと上手く進まないので、すごく難しいけど、絆も深まり良い経験になった。ゴミ拾いでは色々なビンや家庭ごみが多く、どうしたらゴミを減らしていけるか考えていきたい。(Iさん)

4日目

渡辺先生から今までに学習した内容に沿って、お話をしてもらいました。多くの生物が植物から様々な恩恵を受けていることに改めて気づかされました。(J君)

 


今日は台風の影響もあり、不安な気持ちでスタートしましたが、西表を出るときに受けた「にいにい(お兄さん)」をはじめとする島の方々の温かい見送り、きれいなところでバスを止めてくれた運転手さんの優しさから、私たちの旅がたくさんの人に支えられていることを知り、感謝を感じました。大学での渡辺先生のお話はとても面白かったし、保護センターで西表の豊かさを再確認できました。(Kさん)

沖縄西表フィールドワーク 4日目(現状報告)

明日(8日)、石垣空港12:20発、羽田空港行きのANA090便は欠航となりました。今後の予定は未定です。現在、代替の便を日本旅行さんが手配中です。

沖縄西表フィールドワーク 3日目

3日目はシーカヤックとシュノーケリングを行いました。天気も良く、生徒の心に残る活動になりました。なお、詳しい様子(写真)については、明日以降に掲載する予定です。

現在、台風9号が西表島・石垣島に近づいて来ています。7日の波は「3mのち7m」と荒れる予報となっています。明日(7日)は西表島から石垣島への脱出を優先し、スケジュールを大幅に変更する予定です。船酔いと闘いながら少しでも山形に近づこうと思います。

なお、8日(木)に帰形予定ですが、こちらも予定通り帰れるか怪しい状況となっています。今後の動きについては極力ホームページにアップロードしていく予定です。

沖縄西表フィールドワーク 2日目

2日目となる今日から本格的なアクティビティーが開始しました。午前中は秘境ナーラの滝へトレッキング、午後はシュノーケリングを行いました。陸と海で沖縄の自然に触れることができました。西表の汽水域の植物、地質、海洋について自分の目で見て、深く学ぶことができました。明日はシュノーケリングとシーカヤックの予定です。

さあ、出発だ!! マングローブ観察中 秘境ナーラの滝を目指して
秘境ナーラの滝到着 滝つぼで研修中 滝つぼで特訓中
シュノーケリング開始 魚たち 人間たち

 

[生徒の感想から]

午前中は滝を見にトレッキングをした。道が細いうえに前日の雨で滑りやすくなっていたため、歩くのがとても大変だった。滝では、みんなで泳いで涼むことができ、私個人としては久々に泳ぐのが楽しかった。途中で見かけたマングローブ林の話なども興味深かった。明日からの活動も精一杯頑張りたい。(Dさん)

 


今日はトレッキングと川でのアクティビティー・シュノーケリングをしました。普段は入ったこともないような森の中を歩いた。海のところに着いたときには、すごく疲れていたけど、それ以上に達成感がありました。シュノーケリングでは西表の海のきれいさに感動し、沖縄の魚たちやサンゴなど、沖縄特有の自然に山形との違いをはっきりと感じました。(Eさん)

 


今日はシュノーケリングでのサンゴ礁の景色が印象的でした。船の上から海面が見えていて、浅いのか深いのかわからず、まるで目の錯覚を起こしているようで幻想的でした。(F君)

沖縄西表フィールドワーク 1日目

8月4日(日)から8日(木)の5日間、SSH事業として、西表島を中心にフィールドワークを実施します。
1日目の今日は山形空港(7:50発)→羽田空港→石垣空港→西表島船浮(18:00着)という直線距離にして2,200kmの大移動でした。予定通り全員が無事に宿泊先に到着しました。インストラクターであるふなうき荘の池田さんとのミーティングで、明日から始まる本格的なアクティビティーへの期待が高まってきています。

山形空港出発式 石垣島 離島桟橋 西表島 白浜港から船浮港へ
船浮港着 宿泊先 ふなうき荘 ミーティング

 

[生徒の感想から]

今日は移動のみで、特に目立った行動はなかった。明日からメインのイベントとなるシュノーケリングや、トレッキングが行われ、楽しみだ。まずは安全第一で行動できるようにしたい。(A君)

 


スマホが使えなくなったが、スマホ無しの日常とは違う生活を楽しみ、たくさん学ぶ!!山形との気候や生物、環境などの違いを感じる。自分の限界を決めないで、全ての活動を全力以上で取り組む。(Bさん)

 


今日はほとんど移動でした。移動中に通った森や山はとても自然を感じさせられる環境でした。お兄さん(池田卓さん)の話を聞いて、まず何事にも楽しむことが大切で、何かが将来につながるから、一生懸命取り組むことが大事だということを知りました。明日には滝に行ったり、シュノーケリングに取り組みます。雨が降っても嫌がらずに積極的に体験したいです。(Cさん)