中学1年生 山形大学キャンパスツアーで学ぶ!

◆マイコンパス◆生き方を考える

中学1年生 山形大学キャンパスツアーで学ぶ!11月14日(金)

ただ今 ドリームマップ作成中!12月

山形大学キャンパスツアーで学ぶ!

中学1年生が訪問したのは、地元の多数の学部を持つ国立大学の山形大学です。県内の国立大学を訪問し、直に講義を受けることで「大学で学ぶ意義とはなにか」「学問探究とは何か」など、大学進学を目指す意義を考える機会を得ることができました。1年生は小白川キャンパス、2年生は、山形大学の米沢キャンパス(工学部)を訪問しました。

大きな学びと自分の未来への希望とやる気を持ち帰りました。お家に帰って、話題にした生徒も多く、中には自分の進路について話し合ったと教えてくれた生徒もいました。

 

◆事前学習◆

訪問するにあたり、大学で学ぶ意義、大学の仕組み、大学選択の仕方(何を学びたいのか、何を学べるのか)、大学が欲しい生徒像(大学が掲げるアドミッションポリシー)、大学院で学ぶことなどについて学習しました。また、学年の先生方の経験談から、中高大学での生活リズムの違いなどについても気づきを得ました。

山形大学は、医学部の重粒子線治療の推進、人文社会科学部世界遺産ナスカの地上絵のおける研究、工学部の世界トップレベルの有機ELに関する研究等が有名なことでも有名で、今年2025年4月、新しい学部、社会共創デジタル学環部が新しく創設されたこと、来年2026年4月には教育学部が復活することなども確認しました。

 

◆当日の学習内容◆

1)大学概要説明 アドミッションセンター 特任教授 今村 哲史 様

2)模擬講義① 「『論語』に学ぶ『志望』の決め方」 地域教育文化学部 教授 三上 英司 様

3)模擬講義② 「山形県の土砂災害」  理学部 教授 本山 功 様

4)山形大学キャンパスの散策      大学生さんたちによる説明

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆事後学習◆

現在はドリームマップを作成しています。なりたい自分や将来の夢、理想の社会などについて考え、自分の生き方について考えます。それを可視化し(1シートにまとめ)ます。

  • まず、自分のことを知り、どんな職業が向いているのか、またその職業に就くにはどんな資格が必要か、どんな進路が考えられるかなどを調べました。この学習では、進路に関するサイトを活用しました。
  • ドリームマップは、 【MUST】自分の社会貢献・SDGsの視点で理想の社会

【WILL】笑顔にしたい人・周囲との関わり

【WILL/CAN】ほしもの・したいこと・できるようになりたいこと

【NEXT STEP】頑張りたい事・目標・志望大学・就きたい職業

などを視点において作成します。完成したドリームマップをもとに、クラス内のグループで発表・交流会を行います。その後掲示し、紙上で学年間交流もします。

  • 12月22日(月)の授業参観では、学級代表の保護者の方にお話を頂戴したあと、全保護者の方にインタビューし、多様な職業観、生き方について学びます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆山形大学キャンパスツアー後の生徒の感想◆

  • 今回のキャンパスツアーを通して、山形大学への進学に夢が広がった。大学とは、自分の夢にまっすぐに進むための学校なのだと改めて思った。私は「教員」という仕事に興味を持っているため、「教育学部」について関心を持った。特に印象的だったのは、1年次から始める「学校体験活動」の充実度だった。座学だけでなく、早い段階から教育現場で子供たちと関わる機会が設けられていて、教員としての心構えや技術を実践として学べるところに魅力を感じた。知識を単に詰め込む場ではなく、興味関心に基づいて仲間と協力し、人間関係を築き、社会的な能力を高める場でもあることを実感した。教員を目指す上で、専門的な知識はもちろん重要だが、それ以上に多様な人と学び合い、課題を解決していく力が必要である。「自由な学びの場」で得られる経験は、リーダーシップを育むよい機会になると思った。

 

  • 大学は、専門的なことを学んだり、研究したりしている場所であること、自分で選択し、その進路で人脈が増え、社会を広げて見る目が身につくことがわかりました。大学はゴールではなく、前へ進み、高みに行くところだということもわかりました。また、模擬講義①では、論語を通しての人生の生き方などについての学びがありました。「勉強」という熟語は「勉(つと)め強(し)う」で、自分の苦手なことを強いて、弱点を克服するということに意味があるということも学びました。自分が思っていた「勉強」の意味とは全く異なり、できないから練習する、わからないから学ぶという新しい意味を理解でき、そこを意識して勉強したいと思いました。山形のためにできることすることも、大学で学べることの一つだとわかり、山形大学に興味がわきました。

 

  • 模擬講義②では、過去の統計の分析から地滑りという土砂災害は、山形では70年続くほど持続性がある災害だということを学びました。僕の住んでいる新庄市にも大雨で被害が出ました。減災するために、山形大学でモニタリングシステム(リアルタイムで地面がどのようになっているかを見ることができるという仕組み)を開発していることとを知り、それらを活用し、地域と自分を守って行きたいと思いました。併設された博物館には有名な偉人の遺品や縄文時代の土偶(山形県で発掘された)など、僕たちの今の学習につながるようなものが多く展示されており、興味深いものになっていて、また来館したいと思いました。