「創造性の育成塾」とは、科学技術創立国を目指している日本の未来を担い、世界に貢献できる理数系青年の育成を目的に、全国の中学2年生40名とノーベル賞受賞者をはじめとした優れた科学者や気鋭の先生方による夏合宿です。課題をもとにレポートを作成し、応募した結果、尾崎さんと松浦さんの2名が内定しました。また、中国をはじめアジア各国から約10名の塾生も参加し、壮大な富士山のふもとで合宿が行われます。
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中学3年生を対象に、山形大学理学部 栗山教授をお招きし、本校理科室においてサイエンス・セミナーを実施しました。
クラス単位で2時間続き(55分間授業×2コマ)、「ろうそくの科学」について、実験を通しながら、条件制御、データ処理、科学的に思考などをじっくり学びました。とても有意義な学びで、生徒は意欲的に学習に取り組みました。
6月11日(月)、本校のSSH学校設定科目である高校1年次の「SS健康科学」で、第1回の高大連携講座が開催されました。今回の講師は県立保健医療大学看護学科の豊田茉莉先生で、「思春期の身体と心の変化」「ライフプランを考える」「妊娠から出産まで」「希望した時期に妊娠・出産をするために」の4つの内容で、高校1年次生184名が聴講しました。
途中、妊婦体験ジャケットを使用し、階段の上り下りを体験しながら妊婦さんの身になってみんなでさまざまなことを考える場面などもあり、分かりやすくお話をしていただきました。以下に生徒の感想を記載します。
今日の講話は今の自分にはもちろん、将来のことを考える上でとても大切な内容でした。思春期には「異性への尊重」や「身体のこと」を良く知ることがあることを知りました。特に異性のことを良く知るということは、その後の妊娠・出産においても大切だと感じました。出産時には産む人はもちろん、赤ちゃんを見守り、応援する人の大変さや大切さが分かりました。家族として団結することは母を助けることにつながると感じました。また、妊婦体験を見て、妊婦さんの大変さや辛さが分かってきました、今日の講話をしっかりと参考にして、今後の自分の人生に向き合っていきたいと思います。(3組男子)
これからは将来、性に関わる選択をしなくてはいけないということ、それは誰かに決められるのではなく、自己責任で決めるということが大切なんだと思った。相手を思いやり、尊重することが、まず第一歩だと思う。食事・睡眠・運動などのリズムをしっかりつくるという、健康的な生活が全ての基盤であり、酒は控え、タバコは吸わないというのが大切だと思った。妊娠体験では、友達は走っていたりしたけど、やっぱり少し重そうだったし、歩くのも靴ひもを結ぶのも大変そうだった。周りの手助けが不可欠だと思った。(6組女子)
6月8日(金)の午後5時半より、東京大学教養学部の教授、池内昌彦先生による「光合成とバイオテクノロジー」と題した講義を、高校1年次生23人が受講しました。炭素濃度が上昇している世界における、重要な研究分野をわかりやすく説明していただき、参加生徒は熱心に聞き入っていました。
生徒の感想より
今回の講座から生命科学やバイオテクノロジーの魅力をこれから私たちがさらに知っていくことが大切だと思いました。ペプシという酵素がとても優れていて、遺伝子改良に期待ができると思います。人間などの動物が光合成をできる時代という不思議な世界が楽しみです。(高校1年 M.S.さん)
光合成をする生物を効率よく利用するには、いくつかの課題があることが分かった。また、シアノバクテリアや大腸菌に他の遺伝子を入れることで、ソルビトールなどの普通は作れないものを作れるという話を聞き、将来的には様々なものがシアノバクテリアなどから生産される時代が来るかもしれないと思いました。(高校1年 Y.T.君)
平成29年度(研究開発1年次)SSH研究開発実施報告書の内容です。
1章 研究開発の課題 (2.123MB)
2章 研究開発の経緯 (2.669MB)
3章1節 生徒が主体となる探究的な学びの展開 (3.508MB)
3章2節 体系的な校外研修「東桜夢フィールド」の開発 (1.590MB)
3章3節 学校設定教科「SS」の設置と学校設定科目 (1.841MB)
3章4節 高大連携事業等の推進と高大接続研究 (1.366MB)
3章5節 地域の科学技術拠点校としての発信・普及の充実 (0.775MB)
3章6節 科学技術育成に関する取組 (3.586MB)
4章 実施の効果とその評価 (1.485MB)
5章 校内におけるSSHの組織的推進体制 (0.727MB)
6章 研究開発実施上の課題及び今後の研究開発の方向・成果の普及 (1.877MB)
7章 関係資料 (3.910MB)
5月18日(金)午後、未来創造プロジェクト(本校での総合的な学習の時間の名称)において、中学1年生を対象にデザイン思考演習②を実施しました。
演習テーマを「友人のペンケースをデザインする」とし、インタビューや観察から共感し、友人が求めているペンケースの本質を探ることや、チームワークを通して課題解決の一連のプロセス(現状把握・課題発見・創造・検証・振り返りのサイクル)を体験しました。当日は、東北芸術工科大学の5名の先生方のサポートを得ながら、2時間たっぷりと学びました。本演習は、毎年中学1年生を対象とし実施しており、3年目となる恒例の演習です。
5月11日(金)の午後5時半より、東京大学教養学部の準教授、鳥井寿夫先生による「タイムマシンは可能か?:原子時計とウラシマ効果」と題した講義を、高校60名、中学生1名が受講しました。テレビ会議による受講ですが、講義後には本校1年生がチャットによる質問をし、鳥井先生に解説もして頂きました。
生徒の感想より
未来へのタイムトラベルが、現存の物理学(一般相対性理論など)で理論上可能であることに驚いた。こうした理論をアインシュタインがはるか前に説いたのはすごいと思う。物理に興味を持つとても良い機会になった。(高校1年 M.E.さん)
講義を受けて現代科学の進歩にとても驚きました。アインシュタインの相対性理論などから、未来へのタイムトラベルは原理的に可能であると聞き、時間・空間的な物の移動ができるようになるにはどんな技術が必要になるのか興味を持ちました。原子時計の存在とそれに関わることを学べてとてもためになりました。物理学は私たちの生活に大きく影響しているので、こういった科学の進歩について学び、また自分にどんな関わりがあるのかを知ることは重要だと感じました。(高校1年 H.A.さん)
本校では、総合的な学習の時間の名称を中高ともに「未来創造プロジェクト」と称し、自ら課題を見つけ、その解決のために情報収集・整理・分析し、まとめ、プレゼンテーションする学習、すなわち探究型学習を行っています。本プロジェクトでは、東北芸術工科大学の協力(開校3年前からの準備を経て)を得ながら進めています。
4月13日(金)は、中学全学年を対象に1年間のスタートにあたり、東北芸術工科大学の柚木教授をお招きし、全体ガイダンスを行いました。