6月13日(金)、今年度第3回目となる、東京大学教養学部が主催する「高校生と大学生のための金曜特別講座」の受講を校内で行い、中学生2名、高校生38名の計40名が参加しました。今回は、「量子で紐解く光と物質の不思議な関係」と題し、東京大学 生産技術研究所・准教授 黒山 和幸 先生から授業をしていただきました。
受講後の生徒からは以下のような感想が寄せられました。
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・講義を聞いて、「光」と「物質」の相互作用が私たちの身の回りに様々な現象として存在していて、それが量子力学と深く関係していることにとても驚かされました。最初に出てきた、LEDや鏡、レンズなどの例は、学校でもよく見るものだったので、「光と物質の相互作用」だと知ってとても興味が湧きました。以前から知っていた「炎色反応」の裏に、そんな深い仕組みが関係しているなんて思いもしませんでした。また、先生が「世の中の流れではなく、自分の興味関心に合わせて進路を選択するべき」とおっしゃっていたのが、とても心に残っています。今、私は自分が得意な分野だからという理由で進路を選んでいますが、自分が面白いと思えることを大事にしていきたいと思いました。
今回の講義は自分にとってとても難しい内容でしたが、量子力学が、身近な現象とも関係していると知り、物理分野に対する興味がさらに広がりました。これからも、自分の「なぜ?」を大切にして学び続けたいです。
・量子コンピューターというものは古典的なコンピューターより膨大な量のデータを扱うことができ、計算も高速でできると考えられているようなので、それが今後実現し、身近なものになれば更に速いスピードで科学が進歩するのではないかと感じた。同時に、今後どのように科学が進歩するのか興味を持ち、未来が楽しみなものになった。また、理学部や工学部の実験・研究は成功したときに世の中に大きな影響を与えるのだなと今回の講義を聞いて改めて感じた。自分は工学部を目指しているので、もし自分も研究をすることになったら黒山准教授と同じように世の中に影響を与える素晴らしい研究ができるようになりたいと思った。
(生徒の感想は一部抜粋)