「東桜コンピテンシー2019」の9つの内容について、校長として生徒諸君に伝えたいことを記した23回目です。
内容は、始業式や終業式などで話していることを詳しくしたものなどです。また、これまでの内容は、「学校紹介」の「校長挨拶」のページでご覧いただけます。
今回は、「⑤批判的思考力〜その3~」についてです。
R02 東桜コンピテンシー2019【⑤批判的思考力〜その3~】
2000年から行われているOECD(経済協力開発機構)のPISA(国際学習到達度調査)では、各国の学力を比較するための理論的な根拠として「キー・コンピテンシー(主要能力)」という概念が定義されています。近年、日本でも、学習内容(コンテンツ)だけでなく、それを学ぶことで「何ができるようになるか(資質・能力)」(コンピテンシー)があらためて重視されてきています。
このことをふまえて、東桜学館でも、生徒諸君に身につけてほしい資質や能力などを「東桜コンピテンシー2019」として、次の9つあげています。
「高い志」
①ビジョン ②想像力 ③実行力
「創造的知性」
④論理的思考力 ⑤批判的思考力 ⑥創造力
「豊かな人間性」
⑦判断力 ⑧傾聴力・表現力・発信力 ⑨自己効力感
《参考》本校のスーパーサイエンスハイスクール(SSH)事業 で掲げている「生徒に身につけてほしい3つの力と2つの態度」
「高い志」
◎未来への責任に関する態度
「創造的知性」
◎探究する力 ◎科学的思考力
「豊かな人間性」
◎他者を理解し協働する力 ◎地域への貢献に関する態度
※(参考)OECDにおけるキー・コンピテンシーの3つのカテゴリー
①社会・文化的、技術的ツールを相互作用的に活用する能力(個人と社会との相互関係)
②多様な社会グループにおける人間関係の形成能力(自己と他者との相互関係)
③自律的に行動する能力(個人の自律性と主体性)