第6回東京大学金曜特別講座

 

 

 

 

 

 

東京大学金曜特別講座(後期全6回)は、本校の日程の関係で4回のみ実施となりますが、その第1回(通算で第6回)が10月5日に行われました。講師は東京大学 教養学部 学際科学科・助教の小豆川 勝見先生で、「放射線をとことん測ってみる ―測定の現場から―」という演題で、放射線をとことん計ってみたらどんなことがわかったのかを伝えてくださいました。少人数ながら、スマートフォンを参加者は使って参加し、講師にアンケート結果や質問が届くという形態で行われ、「とてもいい講義でした」と好評でした。

【参加者の感想】

セシウムはウランの破片でとても大きなエネルギーを発することがわかりました。たった1gで人間は死に至り、プールの水がお湯になるほどとは知りませんでした。テレビで聞くベクレルやシーベルトの意味を初めて理解して、今後は情報を役立てることができそうです。(1年 A.S.さん)

原発事故で飛散した放射性物質の量は手に載るほど少ないことを知り、とても少ないように思えたが、その量を回収するためだけに数兆円もの予算が使用されていると知り、驚いた。今日の講演を聴いて、放射線を安全に使用する技術を持っていない私達がそれを使用していいものなのか、疑問を持った。放射線についてより多くの人に知ってもらい、社会全体で考えなければならない問題だと思った。(1年 A. T.さん)