第9回東京大学金曜講座

11月16日の17時半から、2学期最後となる標記の講座を実施しました。約40名の1年次生が「言葉の力と科学の力 ― 『フランケンシュタイン』200周年」と題した東京大学教養学部教授のアルヴィ宮本 なほ子先生の講座を拝聴しました。フランケンシュタインのイメージは、現在、芸術、文学、科学、生命倫理などの多くの分野に関わる重要な問題を提起していますが、生徒たちのアンケートの多くは、科学者になるための6つのC(Curiosity, Courage, Challnge, Confidence, Concentration, Continuation)についてのコメントが非常に多く見られました。

【生徒のアンケートから】

プロメテウスの話を聞き、盗んだ火で文明を発展させるということに疑問を持ったが、その火は、現代の科学者たちのことだと知り、すごく納得できた。これからの世界をより発展させるには、科学者がとても大事な鍵になることを改めて学んだ。6つのCの中からCuriosity, Challenge, Continuationを大切にするということを聴き、挑戦することを怖がらないでいようと強く感じた。(R,S.君)

言葉も、私たちと同じように、意味などが移り変わったり進化を遂げてきたことがわかり、人文学と科学についての興味が深まった。そして6つのCの中の最も重要な3つのCの話をお聞きし、今の私の、将来に対する見方が似ていることを感じ、自分の考えに少し確信を持て、自分のためになりました。(M. I.さん)