第7回校内東京大学金曜講座開催

6月18日(金)に,今年度7回目の東京大学「高校生と大学生のための金曜特別講座」を校内で視聴しました。今回は「デジタルゲームの感性学」と題し、吉田寛先生(東京大学文学部 思想文化学科・准教授)がご講演くださいました。中体連や高校の期末考査の直前ではありましたが、中学1年生13名、2年生11名、3年生6名、高校1年次20名の50名が参加しての開催となりました。次回は7月9日(金)「サメを科学する」(兵藤晋先生: 東京大学大気海洋研究所・教授)を拝聴します。

<生徒の感想から>

今回の講話は非常に興味深い内容の話でした。吉田先生がご自身で研究された内容・歴史の内容もあり、面白く、また難しい話でもありました。ゲームが遊びにおいて我々が何を感じ、学習し、何を得ているのかを知ることが出来ました。自分も何気なくプレイしているゲームや遊びがどのような利点をもたらしているのかを知れました。デジタルゲームが、今世界で活躍している人たちの備えているような力を育んでくれているということにも驚きました。最後に、デジタルゲームの感性学の問という話では、今では誰もが分かるような構成をしているゲームのような簡易化された構成を、現実世界に取り入れることが必要になってくるという話を聞き、ゲームから学べることは非常に多く、人の感性を豊かにしてくれるということを知ることができて非常に良かったです。(1年次N.N.さん)

今回の講義を通して、大学での研究の面白さを知りました。学問的にゲームは定義付けがなされており、様々な効果があることに驚きました。ゲームには、感性を磨き、能力を向上させる可能性があると知り、ゲームに対する向き合い方が変わる思いでした。ゲームによって他人や社会とつながり、コミュニケーションの1つ上をいく(メタ・コミュニケーション)ことができ、高い知的能力が必要とされることで、ゲームも遊びではないのだなと思いました。(1年次N.U.さん)