2月7日(水)に本校中学生と高校1・2年次生を中心に「未来創造プロジェクト」成果発表会を実施しました。午前中に全体会として、高校の部を北アリーナで、中学校の部を大講義室でそれぞれ実施しました。高校の部では、タイの海外連携協力校であるタイ・ノーンヒンウィッタヤコム校とZOOMで繋ぎ、学校紹介・研究発表・質疑応答をすべて英語で行いました。次に、全国高校生フォーラム2023に参加したグループも研究発表・質疑応答をすべて英語で行いました。続いて、中学3年代表の二つのグループ、高校代表発表として、令和5年度山形県探究型学習課題研究発表会で入賞した2つのグループ、そして、高校1・2年沖縄・西表フィールドワーク活動報告を、スライドを用いて行いました。中学校の部は各学年の代表グループによる口頭発表と高校2年による2つの代表班による口頭発表を行いました。昼食後は、中学校1~3年生と高校2年次生の研究発表を行い、質疑応答を通してお互いに学びを深め合いました。また、研究アドバイザーとして、山形県立保健医療大学保健医療学部遠藤恵子教授、他校や本校の先生方など多くの先生方に生徒たちの研究をご覧いただき、様々なアドバイスを頂きました。さらに、本年度は保護者の皆様もコロナ禍前と同様に参加することができるようになり、多くの参観者にご出席いただきました。今後、高校2年次生は、これまで行ってきた研究について日本語論文の作成を行ってから、英語論文の作成へとつなげていく予定です。
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2月9日(金)に東京大学「高校生と大学生のための金曜特別講座」の後期第7回校内視聴を実施しました。今回は「トップアスリートの食事の秘密」と題し,寺田 新 先生(東京大学 教養学部 統合自然科学科・教授)がご講演くださいました。中学1年生が2名,2年生が1名,3年生が2名,高校1年次44名が大講義室で視聴しました。「運動・トレーニングだけでなく,食事・栄養も同じくらい大切なんだなと思った。この時期の私たちは体重などを気にしてしまい,トレーニング量を増やして食事をおろそかにしてしまいがちだけど,疎かにしてしまうと,トレーニング効果を最大限に高められないということもわかった。また、サプリメントやプロテインに頼ってタンパク質を摂取しがちだけど,食品から摂取した方がタンパク質以外の栄養素まで摂取することができるから効率がいいのだな,と感じた。」(中学3年Iさん)」や「糖質や脂質はどこで貯蔵しているのか,どのような運動時に使われるのかを知ることができて良かったです。普段から糖質をしっかり摂取することを家族に教えたいです」(高校1年Kさん)といった感想のように,トップアスリートが実践している食事法の秘密・効果を解明する研究から多くのことを学ぶことができた講座でした。
今回の講座で今年度の「高校生と大学生のための金曜特別講座」は終了になります。来年度も開講を予定していますので,興味のある研究分野の際にはぜひ参加しましょう。
2月2日(金)に東京大学「高校生と大学生のための金曜特別講座」の後期第6回校内視聴を実施しました。今回は「光と電子の顕微鏡:速くて小さいモノをどうやってみるか?」と題し,石坂 香子先生(東京大学 工学部 物理工学科・教授)がご講演くださいました。中学1年生が5名,2年生が1名,高校1年次23名が大講義室で視聴しました。「解析限界という言葉を初めて聞いて,今物理の授業で習っている波との関連性も考えながら話を聞けた。電子は一粒で波であり,粒であるという言葉が印象深い」(高校1年Aさん)」といった感想のように,物質科学の最前線にも触れる貴重な機会となりました。次回は2月9日の「トップアスリートの食事の秘密」となります。
令和6年1月26日㈮、27日㈯、秋田県秋田市にぎわい交流館AUを会場にして令和5年度東北地区サイエンスコミュニティ研究校発表会が開催されました。本校から高校2年次の4人が参加し、探究活動の成果を発表してきました。
1日目は3階の多目的ホールで口頭発表をおこないました。参加16校から発表がありました。本校生は10番目に「セイタカアワダチソウの持つ毒性について」の題で植物が出す毒素についての研究結果を発表しました。大きな会場での発表でしたが、堂々と発表する事ができました。
2日目は2階展示ホールでポスターセッションを行いました。参加16校から28のポスターセッションがありました。本校生は「身近な熱を直接電気に。~夢の発電の実現を目指して~」という題で作成したポスターの前で研究内容を説明しました。大勢の人が訪れる中、上手に説明していました。
今年度は口頭発表とポスターセッションの2分野で発表がおこなわれました。参加した4名は充実した発表をおこなう事ができました。
【生徒の感想】
東北のSSH校が集まっているだけあって、発表を一度聞いただけではなかなか理解できないような専門性の高いことを探究している所が多かった。7分という制限時間に入り切らないほど濃い内容の研究ばかりで、それでも質疑応答でうまく返しきれないことがあるなど、実験の試行回数や多角的な視点の重要性も再認識させられた。また、同じような内容の研究をしている班と知り合い、情報を交換できたことも良い経験になった。
東北サイエンスコミュニティを通して、たくさんの科学好きや研究活動に熱心な人と交流し合うことができた。他校の研究はテーマがとても興味深いだけでなく、研究方法や考察の仕方などがユニークなものが多くて、大きな衝撃を受けた。また、自分たちのポスター発表においては、他校の生徒の皆さんからの質問や大学から来てくださった先生方からのアドバイスなどをたくさんいただき、自分たちの研究への理解が更に深まった。新たな課題が見えてきて、今後の具体的な研究方針を定めることに繋がったと思う。今回のこの貴重な機会で新たに知ったことや研究について学んだことを、今後の自分たちの探究活動に活かしていきたい。
1月27日(土)に兵庫県立豊岡高等学校主催の「豊高アカデミア~探究・課題研究発表会~」へオンラインにて参加しました。本校からは2名の生徒が”Junior High SchoolEthics Classes Using Context Shiting – An approach to Enhance Intercultural Understanding -“ (コンテクスト・シフティングを用いた中学道徳の授業~異文化理解を進めるために~)というテーマで、全て英語による発表・質疑応答を行いました。海外からもタイとアメリカからの参加チームもあり大変有意義な発表会となりました。本校の生徒たちも質問などに積極的に対応しており、今後の研究に弾みがついた発表会となりました。
2月7日(水)9:30~15:15 本校の未来創造プロジェクト成果発表会を行います。
見学を希望する場合には、詳細について以下の要項をご覧いただきお申込み下さい。
保護者向けの参観のご案内は後程生徒を通じて連絡いたします。
「21 世紀の中高生による国際科学技術フォーラムSKYSEF2023)」は今年久しぶりに対面での開催を8月下旬に予定していましたが,台風の影響で延期され,先日事前提出していたポスター発表の動画を元に受賞者が決定しました。SKYSEF2023は静岡北高校が主催し,イタリア,台湾,タイを含む17校が参加する国際フォーラムで,発表や質疑などは全て英語です。口頭発表は日程がずれたために本校からは不参加となってしまいましたが,ポスター発表で参加した1年生の縄優颯さんと土田美桜さんが,月山の瑪瑙を着色し,新しい岩絵具を製作する研究で,58本の中で2位に相当するExcellence Awardを受賞しました。
SKEYSEF2023受賞結果ホームページ:https://sites.google.com/view/skysef2023/award
11月30日に東北大学大学院生命科学研究科 渡辺 正夫 教授をお招きして,1年次の生徒を対象にSSH講演会を実施しました。
「『SSH課題研究を始めるに当たって』—高校でのSSH,課題研究が大学,大学院での研究につながる。。。—」というタイトルで講義をしていただきました。課題研究の意義や,テーマ設定からResearch-Questionへの導き方などについて,渡辺教授がこれまで経験されてきたことを踏まえて,とてもわかりやすく講義してくださいました。
生徒からは,「『探究とはどういうものか』ということを初心に戻って考えることができました。そのときの1回きりで終わるようなものではなく,いつか思い出して役に立たせたり,探究を通して自分自身を成長させたいと思います。」「失敗することで学べること,失敗からしか得ることができない経験もたくさんあるので,失敗を怖がらずにどんどん挑戦し,今の自分よりももっと成長できるようになりたい。」などの感想が寄せられました。また,講義の最後には生徒からたくさん質問が出ました。
1年次の生徒は1月下旬頃から班決めを行い,テーマ設定やグループ活動を行います。今回講演から学んだことを生かして,実りある探究活動を目指したいと思います。
講演会の後の時間で,さらに高校2年次生2名の課題研究についてもご指導いただきました。対照実験をする植物の選び方や実験の結果の示し方,これまでの研究から得られた結果にどのようなストーリを持たせて発表するかなど具体的にご指導いただきました。指導を受けた生徒のみならず,教員にとってもどう生徒の研究に助言を与えるか非常に勉強になりました。
12月1日(金)に東京大学「高校生と大学生のための金曜特別講座」の後期第5回校内視聴を実施しました。今回は「次世代航空宇宙モビリティのための新しい流体科学の創出を目指して」と題し,都築怜理先生(東京大学 先端科学技術研究センター・講師)がご講演くださいました。中学1年生が2名,2年生が1名,,高校1年次13名,2年次1名が大講義室で視聴しました。「今回の講座を受けて,物事は1つで完結しないことや学問の縦と横のつながりを感じた。高校生になり,学問の取捨選択をする中で,自分の立場から目の前の学習に集 中しすぎずに,社会を俯瞰することを心がけたい」(高校1年Sさん)」といった感想のように,流体力学から広く物事を考える機会となった講演でした。次回は2月2日の「光と電子の顕微鏡:速くて小さいモノをどうやってみるか?」となります。