カテゴリー: 高校

《2学期を振り返る》マラソン大会を開催しました

10月13日(木)、穏やかな天候のもと、新しいコースに変更してから3回目となるマラソン大会を開催しました。当日は、果樹園の中や沿道にコスモスが咲くコースをそれぞれのペースで走りました。

最後になりましたが、安全確保のため、大会へご協力いただきました保護者の皆様に心より感謝申し上げます。

やましん紙上歌会で最優秀賞を受賞しました!

第6回「U-39やましん紙上歌会」(山形新聞主催)において、高校2年 新関夏樹さんの作品が最優秀賞に輝きました。

歌人斎藤茂吉と同郷に住む山形の若い世代に、短歌を通して日本語の美しさや言葉の持つ力を再発見してもらおうと開催されているこの歌会では、本校から数多くの生徒が入賞しました。

【最優秀賞・高校の部】

またひとつひとつひとつと消えていく命の音が届きはしない 新関夏樹さん

※《評》については、下の山形新聞(11月3日)の記事をご覧ください。

【優秀賞・高校の部】

アイロンをかけてもらった背番号思い高まる大会前夜 松本諒哉さん

《評》お母さんでしょうか、アイロンをかけてくれた人の気持ちのこもった背番号。「大会前夜」の心を表現した秀歌です。

【入選・中学校の部】

コロナ禍でマスクはずさず三年間素顔知らずに育む友情 戸村優衣さん
青空と向日葵の色を手に取りて八月六日折る千羽鶴 菊地聡太さん
とびら開け見上げた先の星月夜明かり要らずの塾からの帰路 奥山紗生さん
六月に祖母と植栽ひまわりはいつ咲くのかと今もなお待つ 佐藤莉乃さん
家康も見ていただろう富士山に僕は登った二度目の挑戦 安保春輝さん
気合い入れ着物着付けてマスクするいつもと違う花駒踊り 木下桜花さん
さようならお盆の時期に旅立った祖母への手紙聞こえるように 奥山未唯さん
青い空たった一言ごめんなさいサイダーみたくはじけた思い 伊藤幸雪さん

【入選・高校の部】

田舎道水面に映る月明かり山車に染まる新庄の夜 菅野元杜さん
放課後に校舎に響くハーモニー今年も始まる夏のコンクール 鈴木麻衣さん
電車までそう言い会話弾みすぎ電車乗れずにこれも青春 武藤翠さん
「まだいける」竹刀の音と汗くささしんどいけれど立ち向かう夏 佐藤光之輔さん
あこがれて伸びた背丈に着せられた母から受け継ぐなでしこの浴衣 菅藤美羽さん
よく笑う祖父母の顔のしわ達はたくさん笑い生きた証か 林星凪さん
何気なく君に呼ばれたこの名前今日だけ誰より素敵な名前 長瀬花咲さん

高校2年 清水紘輔さんがYBCニュースの取材を受けました

今年10月に起業した高校2年清水紘輔さんがYBCの取材を受け、その内容が11月15日のYBCニュースで放送されました。

17歳の現役高校生社長 コーチングが事業の柱 山形 – YBC 山形放送

 

【高校研修旅行5日目】北野天満宮で合格祈願ののち、山形へ向け、帰路につきます

11月13日(日)、いよいよ研修旅行最終日。北野天満宮で合格祈願をしたのち、新幹線で山形へ向かいます。
北野天満宮は、菅原道真公を御祭神としておまつりする天満宮です。来年度のそれぞれの進路希望実現に向けて参拝をします。

遂に、旅行中、雨の影響を全く受けずに帰路につきました。ここまで頑張ってきた生徒諸君に対する何よりのご褒美だったように思います。

京都駅午前10時33分発、ひかり646号で東京へ向かいます。

東京駅にて

今回、お世話になったJTBの皆さん

4泊5日の研修旅行が終わりました。

(校長より)
今回の研修旅行は、私の長い教員生活の中で、最もオペレーションの難しい旅行でした。だからこそなおさら、運営いただいた2年次担任団の先生方、送り出していただいた保護者の皆様、様々なご対応をいただいたJTBの皆さん、現地宿舎の皆さん等々、たくさんの方々のお陰でこの旅行を敢行できたことを心より感謝申し上げます。
私が生徒諸君に期待したこの旅の最上位目標は、高校生活の思い出をひとつでも多く胸に刻むことでした。それぞれの表情から、それは達成してくれたのではないかと感じています。
コロナ禍で我慢を強いられる中、誠実に学校生活を送ってきた2年生。今回の旅行でも、一人一人がこの旅をいい旅にしようとしているという思いが伝わってきました。みんなの思いのお陰で、いい旅になったのではないかと感じています。ありがとうございました。お疲れ様でした。

【高校研修旅行4日目】京都1日自主研修です

【東桜学館高等学校 研修旅行4日目】
11月12日(土)、今日は1日、京都市内での班別自主研修です。ここまで見事なまでにお天気に恵まれた今回の研修旅行。本日も研修日和かつ関西にしてもかなり暖かいお天気です。今日一日、思いっきり高校生活の思い出を詰め込んで宿に帰って来てくれることを期待しています。

京都大学ツアー 石川禎浩先生をたずねて
柴田まり先生の高校時代の同級生で、京都大学人文科学研究所教授の石川禎浩先生に、京都大学の構内や先生の研究室を案内していただきました。また、先生の大学でのお仕事のようすや現在の中国の状況についてお話を伺いました。その後、京都大学総合博物館で、京都大学創立125周年記念事業 2022年度特別展「創造と越境の125年」等の展示を見学しました。

京都大学は、今回見学した吉田キャンパスに数多くの施設があります。そのほか、桂キャンパス、宇治キャンパスに自然科学系の研究所等があります。

《班別自主研修》

自主研修を終えて無事に宿舎へ帰還しました。

【生徒から宿舎の皆さんへのメッセージ】(宿舎の方から見せていただきました)

【高校研修旅行3日目】1日大阪の旅、午前:海遊館、大阪城、道頓堀、午後:USJです

【東桜学館高等学校 研修旅行3日目】
11月11日(金)、今日は1日、大阪の旅です。1組は午前中に大阪城、道頓堀を巡るコースで、そのほかのクラスは午前中、海遊館に行き、午後はすべてのクラスがユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)で過ごします。

大阪へ向け移動中です。高速道路から大阪万博の太陽の塔がちょっとだけ見えました。大阪府内に入ると渋滞しています。

1組 大阪城・道頓堀コースです。

道頓堀です。

海遊館でのようすです。

USJは、今日11日から、電飾数約61万個の世界最多の巨大ツリーが飾られ、RED HOT CHRISTMASが開催されるなどクリスマスバージョンになっているようです。

《USJのWebページより》
さぁ、クリスマスのスペクタクル空間へ
心も浮き立つクリスマスソングが流れはじめると、夕暮れのグラマシーパークが、空間まるごと劇的な変化をとげる!
輝きあふれる全長30mを超えるあの伝説のツリーをはじめ、ビーム×プロジェクションマッピングのダイナミックなショー演出、あたり一帯を満たすカラフルな光と音に、ワクワクも最高潮!
ここでしか味わえない、クリスマスのスペクタクルを体ごと楽しもう!

【高校研修旅行2日目】1日奈良の旅(東大寺、薬師寺など)からの京都・東寺の紅葉ライトアップ

【東桜学館高等学校 研修旅行2日目】
11月10日(木)、今日は1日、奈良の旅です。東大寺、薬師寺などに加え、SDGs学び旅として、東大寺コース、春日山原始林コース、ならまちコースの3コースに分かれてフィールドワークを行います。

午前9時45分 1・3・5組「奈良で学ぼうSDGs」 奈良教育大学 大西浩明先生 於奈良バスターミナル・レクチャーホール

持続可能な社会を構築するために私たちが取り組むべきこと
①国際協力と国際交流
②技術やシステムの革新
③能動的・積極的な市民の参加

”ならまちフィールドワーク”はこんな感じでした。

1・3・5組は午後、東大寺と薬師寺を巡ります。(2・4組は午前、午後が逆になります。)

薬師寺でのようすです。

嵐山で夕食を食べました。

東寺の紅葉ライトアップのようすです。

紅葉のライトアップはもちろんきれいでしたが、夜間の微妙にライトアップされたお堂での拝観は、とても幻想的で、日中に訪れるのとは趣が異なるものでした。

【高校研修旅行1日目】京都に向けて新幹線で移動⇒京都に到着しました

【東桜学館高等学校 研修旅行1日目】
2022年11月9日(水)、学校を午前6時に出発したA隊とさくらんぼ東根駅を午前7時44分に出発したB隊は、東京駅で合流し、午前11時33分発ひかり641号で順調に京都へ向けて移動中です。
列車内では、おしゃべり、ゲーム、読書のほか、ビデオ鑑賞、裁縫、勉強などさまざまなことをしながら旅を楽しんでいます。

午後2時12分、無事に京都駅に到着しました。
清水寺を見学したあと、宿舎に向かいます。

宿舎(然林房)に到着し、夕食をいただきました。夕食前には、旅行期間中に誕生日を迎える生徒へのサプライズもありました。

【放送部】県新人大会朗読部門で1位・アナウンス部門で2位を獲得しました。来年度全国総合文化祭鹿児島大会への出場決定!

11月2日(水)に、県生涯学習センター「遊学館」を会場に、県高校放送新人大会が開催されました。新型コロナ感染症の影響で、これまでの大会や講習会がすべて中止や録音での大会となっており、今回は2年ぶりの参集型の大会でした。そのため、1・2年生にとっては他校の生徒と一緒に読みを聞いたり聞かれたりする、初めての機会となり、緊張感にあふれる大会となりました。本校からは1年次生4名全員、2年次生4名全員がエントリーし、これまでの練習の成果を披露しました。

この大会で、朗読部門に出場した今井月音さん(1年3組)が1位、佐藤薫さん(2年5組)が5位、アナウンス部門に出場した渡邊結子さん(2年5組)が2位、槇千文さん(1年1組)が5位、梅津楓羽さん(2年5組)が7位となり、5人は東北新人大会への出場を決めました。また、この大会は来年度の全国総合文化祭の県予選も兼ねていることから、朗読1位となった今井月音さんとアナウンス2位となった渡邊結子さんは、来年8月に鹿児島県で開催される全国総合文化祭への出場権を獲得しました。

(写真は会場の遊学館にて放送部全員集合)

県高等学校英語ディベート大会で2年連続1、2位を独占!

10月25日(火)に、今年度もオンラインで、論題のResolved: That the Japanese Government should abolish the mandatory retirement age systems.(日本政府は,定年制を廃止すべきである。是か非か。)について、県内10校による県大会が開催されました。本校からはA, Bチームだけでなく、組み合わせの関係で偶数チームにするために、サプリチームを募って参加しました。このサプリチームは部活動はESSではなく、他の部に所属していて、授業でしかディベートをやったことのないメンバーで構成されています。約1週間で論題について学んで準備を行い、初めての対外試合に出場することを目指しました。残念ながら前日の夜に1チームが棄権することがわかり、サプリチームの出場がなくなる事態が発生しましたが、高校教育課のお計らいにより、第5位の予選順位チームとエキシビジョン・マッチを行うことが出来、山形西高校Bチームと試合をすることが出来、勝利をおさめました。ESSのA, Bチームは予選4試合をそれぞれ全勝で勝ち上がり、2年連続で決勝戦を同校対決で行い、結果は否定側のAチームが勝利。3年生も応援に駆けつけてくれ、全国大会出場を一緒に喜びました(3位は米沢興譲館A、4位は山形東A)。昨年の全国大会の悔しさを忘れず、全国大会で上位を目指します。全国大会は12月17、18日、オンラインで行われます。応援をよろしくお願い致します。

なお、今回の審査員長を務めてくださった中央大学矢野善郎先生の講評を下に転載していますので、ご覧いただければ幸甚です。

 

第8回 山形県高校生英語ディベート大会総評・決勝戦講評
――山形県大会にご参加の皆様へ――

10/25に行われた山形県大会,大盛況のうちに終わりましたね。オンライン大会特有の問題,ネットワーク接続などで大変なところもあったとは思いますが,まずはお疲れさまでした。
今年度も審査に呼んでいただいて光栄でした。
私は初回から幸運にも呼んでいただいております。当初より,山形の高校生のみなさんの爽やかで向上心あふれる姿勢に打たれ,私自身元気をいただいておりました。
それだけでなく,近年とりわけ感じるのは,山形県の高校生の英語での議論力,そしてそれを支える先生方の教育力の向上です(実際,昨年山形県から全国大会出場した二校は,すばらしい活躍をされていました)。
今回も,幾つもの学校を審査させていただきましたが,どの学校も最後まであきらめず,チームメンバーと共に,できるかぎり頑張って英語で表現してみようと努力する姿勢が伝わりました。その姿勢は,間違いなく,今後の皆さんの英語との関わりにプラスになっていくでしょう。
また質的にもレベルの高い議論を行っている学校も幾つも拝見できました。とりわけ決勝戦の二チームは,ほかの県の学校にまったく引けを取らないどころか,今回の論題である,定年制廃止について,むしろ他県でもあまり見られない,より現実に即した議論ができていたと高く評価できます。
決勝の東桜学館BチームおよびAチームは,実に論題の本質をよくとらえていました。今年の論題は,「定年制を廃止」するということが法律で決まっている日本の未来を論ずるものです。実際には廃止の後,実際に高齢者が雇用されるのか,雇用されるとしたらどういう雇用形態で雇用されるのか(そのまま正社員を続けられるのか,あるいは非正規になるのか),どのような給与体系になるのか(日本の企業によく見られる年功序列は続くのか),また雇用も終身型が続くのか,流動化するのかなどは全く決まっていません。単純なディベートでは,肯定・否定ともに単に「定年廃止=高齢者が多く働く」という議論で話をしがちですが,山形県大会の決勝ではそうした単純な前提そのものを疑う高度なディベートになっていました。
決勝戦は,3-2で否定側東桜学館Aチームの勝ちとなりましたが,正直申しますと,別のジャッジ構成なら,容易に肯定・否定の勝者が入れ替わるほどの接戦の試合でした。
肯定側に票を入れたジャッジは,とりわけAD1で論じられた,日本の雇用がジョブ型といってより専門化した働き手を流動的に雇用する経済にシフトさせて,全体の賃金の平均が上昇する,またAD2 社会福祉(とりわけ年金制度)の崩壊が食い止められる。こうした議論が十分ディフェンスできているとして票を入れました。否定側からのアタックもたいへんよかったですが,ディフェンスで具体的エビデンスを挙げながらこのままでは社会保障が崩壊するということを説得力ある形でまもられており,高齢者雇用はそれに一定の歯止めをかけるということが論証できていましたので,とりわけAD2が強いと評価されました。
否定側に入った票では,そうした二つの変化が起きるということに疑問を持ち,DA1 高齢労働者の事故(肯定票では,事故がそれほど深刻でないなどのアタックでそれがかなり小さいDAと評価しました)や,DA2 高賃金である高齢者を雇う企業への負担がより大きいと考えました(肯定票では,企業がそうした高齢者に高賃金を払う体系を長く続けることは考えられないという肯定アタックの疑問が返答されていなかったのでAD1より小さいDAと評価しました)。
いずれにせよ立論も両チームともユニークでかつ英語も上手であり,アタックが両チームとも大活躍し,ディフェンス・サマリーも相当な仕事をできていた試合であり,山形県大会のレベルの高さを象徴した試合となりました。

あらためて優勝・準優勝の東桜学館AチームおよびBチームおよび3位となった米澤興譲館のみなさまおめでとうございます。東桜学館をはじめ,全国大会に出場する山形県から学校の皆さん,どうかお互い練習を重ね,ぜひ年末に大暴れしてください(大活躍,期待と言うより,エビデンスに基づいて予想しております)!
もちろん実際には参加された皆さん全員に活躍「よく頑張った。おめでとう」と言いたいです!そして参加された生徒の全ての皆さんが,この活動を通して得た学びによって,将来にわたってそれぞれの社会で大活躍して下さることを疑っておりません。
この場を借りて,参加された生徒の皆様,審査・指導にあたられた先生方,とりわけオンラインでの運営にあたられた教育委員会の先生方のご尽力に敬意を表しつつ,未来ある山形県の高校生が活躍する場に関わることができたことに,あらためて御礼申し上げます。

2022年10月26日
HEnDA審査委員長・中央大学教授  矢野善郎